２０１８年に登場したサノフィ社のデュピクセントという生物薬注射ですが、私は２０２０年８月から使う事になりました。
その前から存在は知っていたし、使った人の感想や状態を聞いていると、すごく興味を引きました。
あるきっかけがあってデュピクセントを打つことになったのですが、この注射は全ての人に打てるわけではありません。
その辺りについて解説します。
動画が良い人は、こちらからどうぞ
デュピクセントを打てる人の条件とは診断基準を解説します
①今まで、どんな治療をしてきたのか
標準治療歴の確認
薬の使い方のチェック
②血液検査の値
基準がある理由
①この薬は、大変高価な治療薬になります。
保険適用の場合であっても、１本２万円ほどの自己負担があります。
国の負担が大きい
この薬に頼らずとも、治せる人がいるのであれば、その方法を選ぶ方が患者の負担も、国の負担も少ない
するべく治療をしてないのに、この薬に頼る事を抑制するためです。
②ちゃんとケアできる人か・指示に従える人か
ごまかしても医者にはわかる
TwitterやYouTubでも、「ステロイド治療はしていないけど、使っている事にして診察を受けた」という人がいますが、病院の先生にしたら、たぶん見ればわかると思います。
血液検査の値に関しても、数値だけの判断ではなく、その前段の問診でお話を聞く事で、ちゃんとケアしてきたのかは明白になります。
ごまかして打とうとする人の多くは、ケアを面倒がる人です。
自分の身体のケアをちゃんと出来ない人が、注射をしてもきっと、日常のケアは出来ないと思います。
注射に頼り、生活をおろそかにする事で、注射の効果が出なくなったりした場合、またそれを薬のせいにしたり、余計に苦しむ事にならないでしょうか。
ステロイドは使いたくないけど、デュピクセントは打ちたい
ステロイドを使いたくない理由は、死ぬほどよくわかります。その薬の怖さをちゃんと教えず、医者に従っておけばいいのだと怒られた事や、
段々強いランクになり、でも全然良くならず、身体も真っ赤で汁も出て、眠れず、痒くて狂いそうになって、不安で仕方ない思いを、私も経験しました。
患者の痛みや苦しみを解ろうともせず、３分もかけず流れ作業のように診察する医者の多い事から信じられる情報を求めて、自分で一生懸命調べて、毎日いろいろ取り組んでいるあなたの事を思うと、
ステロイドなんか使いたくない！って思う気持ちが増えて行った事も私には解ります。
とは言え、あなたのように、頑張ってきた人もいれば、薬だけに頼って、間違った使い方をして、間違った情報を流す人もいます。
そういう事を考えると、保険適用を受ける前に、一定の基準があるのも、仕方ない事だと思いませんか？
私は、ステロイド治療に反対派です。しかし、ステロイドは使うし、標準治療を否定はしません。
国民全員が、均等に受けられて、指定した使い方をする事で、効果が出る確率が高い治療というのを、ベースに置くという方法は、悪い物ではありません。
全員に効果があるかはわからない。でも、それをちゃんとやれていない人に、デュピクセント受ける資格を与えて良いかと言われると、違う気がします。
治療を支えてくれている保険制度
私達を支えてくれてる保険制度は、皆が働いて負担し合ったお金で成り立っています。
嘘をついたり、なまけていい加減にやってきた人に、使わせて良いと思えません。
国が負担する治療費は、アトピー以外の病気でもっと重病な人に使うお金も、一緒の保険から使われています。
私が使うデュピクセント１本の保険で使われる金額で、他の治療で苦しんでいる人が何人も助かるかも知れません。
もし、そんな事関係ない！という人がいるなら、全額自費ですればいいと思います。誰も文句は言わないでしょう。１００％自費なら、医者も打ってくれるかと思います。
話が脱線しましたが、
全ての人が、この薬に有りつける訳ではない事の意味を、ちゃんと考えて自分の身体を維持していく必要があると思います。
もし、本当にこの治療を受けたいという人は、一度相談に病院に行くと良いと思います。
きっと間違いなく、ステロイドを使った標準治療の話をされますが、ちゃんと話を聞いて、段取りを踏んでいけるか、考えてみたら良いと思います。
まとめ
①デュピクセントは打てる人と、打てない人があって、
今までの治療の内容によって変わってきます。
②問診や血液検査によって、医者が判断します。
嘘をつかず、今までの自分の治療内容と、標準治療に対する自分の考えをまとめておきましょう。
日常のケアが重要で、注射や薬に自分が頼り切っていないか、自分を見つめなおしてください。
今回はここまでになります。
次回は、
初診でどんな事があるのかを動画で解説します。
気になるお金の事や、注射の方法や 効果に関しても、解説しますので、
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