2021年1月の段階で出ている 新薬5種について、インタネット上に出ている掲載情報(リンク等)です。
今後の情報を随時更新予定です。
2021年 新薬5種 詳細資料
バリシチニブ
商品名:オルミエント(イーライリリー)
JAK1、JAK2、TYK2へのより強い阻害作用を有している
Th2サイトカインであるIL-13及びIL-4(皮膚バリア機能低下/炎症)、IL-31(かゆみ)、IL-5(好酸球の浸潤)が関与しています。
オルミエントは、JAK1及びJAK2活性を選択的に阻害し、シグナル伝達兼転写活性化因子(STAT)のリン酸化及び活性化を抑制することでシグナル伝達を阻害します。
※レムデシビル(コロナワクチン)との併用OK
http://dm-rg.net/news/2020/11/020575.html
バリシチニブ 厚生労働省 最適使用推進ガイドライン
https://www.pmda.go.jp/files/000238111.pdf
オルミエント 日本イーライリリー
https://www.olumiant-doctor.jp/
オルミエント 作用機序
https://www.olumiant-doctor.jp/olumiant/moa
ウパダシチニブ
商品名:リンヴォック(アッヴィ)
ヤヌスキナーゼファミリーJAK1を阻害するJAK阻害薬
(JAK2/ JAK3/TYK2には弱いか?)
重症な肝機能障害のある人はNG
他の効能のある免疫抑制剤との併用は推奨されない
ウパダは死亡例あり(重篤な感染症→ 肺炎・蜂巣炎・細菌性髄膜炎)
日和見感染(結核・多発性帯状疱疹、口腔/食道カンジダ症およびクリプトコッカス症
慢性もしくは再発性の感染症患者さん、
重篤な感染症もしくは日和見感染の既往歴を有する患者さん、
結核菌に曝露した経験がある患者さん、
結核もしくは真菌症の流行地域に居住もしくは旅行した経験がある患者さん、
感染症を誘発する可能性がある基礎疾患を有する患者さん
に対するリスクとベネフィットを検討してください。
日本リウマチ学会
https://www.ryumachi-jp.com/publish/guide/guideline_upadacitinib/
日経メディカル 関節リウマチ治療
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/202003/564573.html
ウパダ アトピー性皮膚炎 スコア情報
https://kyodonewsprwire.jp/release/202007021602
https://kyodonewsprwire.jp/release/202011197415
ウパダ 他の効能のある免疫抑制剤との併用は推奨されていません
死亡例あり・生ワクチンNG・スコア情報
https://www.kochinews.co.jp/article/415306/
アブロシチニブ
商品名:サイバインコ(ファイザー)
JAK1阻害薬
インターロイキン(IL)-4、IL-13、IL-31、IL-22、胸腺間質性リンパ球新生因子(TSLP)を含む複数のサイトカイン・シグナルが抑制される
外用剤との併用OK
https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=70303
詳しく紹介しているページ
ネモリズマブ
またIL-31というサイトカインをブロックするネモリズマブも開発が進んでいます。
IL-31はアトピーのかゆみに大きく影響していると言われているサイトカインです。
実際にネモリズマブを用いた臨床試験では、アトピー患者さんのかゆみが優位に改善するデータとなっています。
トラロキヌマブ
Th2サイトカインの一つであるIL-13だけを抑える薬剤トラロキヌマブも
今後登場予定です。
IL-13はアトピー悪化のさまざまな局面で作用するサイトカインですが、
注目すべきは皮膚の線維化に大きく関与している点です。
皮膚炎の改善だけでなくゴワゴワした皮膚に治療効果を発揮する可能性があります。
こちらは注射薬で使用可能となりますが、薬価などは未定です。
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