【最新情報】デュピクセント治療中でコロナワクチンは使って良いか。注意点と対応方法

アトピーデュピクセントとコロナワクチン アトピーと薬・サプリ

コロナウィルスがまだまだ猛威を振るう中、やっとコロナワクチンの接種が、数か月後に開始されようとしています。

 

基礎疾患を持っている人は、年齢に関係なく、重症化しやすいと追われていますが、元々免疫系統の問題や、アレルギー体質の私達アトピー患者は、とても不安に感じますよね。

 

感染しないように対策をするのはもちろんですが、接種が始まるコロナウィルス対策ワクチンに関して、アトピー患者、特に私のようなデュピクセントでアトピー治療を行っている人は、注意点が無いか調べてみました。

 

結論から言うと、デュピクセントを打っている人は、コロナワクチンを受けて良いか、まだ解りません。(2021/01/22現在)

 

なぜ解らないかというと、

コロナワクチンが、生ワクチンであるかどうか

によるからです。

 

とは言え、現段階で解ってきた事も沢山あります。生ワクチンであった場合、どうしたら良いのかなども解説しましたので、興味のある人はご覧ください。

 

今回の解説を動画で聞きたい人は、以下のYouTubeリンクからご覧ください。

 

なお、動画では解説出来なかった事を、このブログの最後に紹介しています。「最新状況」の部分をご覧ください。

 

デュピクセント治療中でコロナワクチンは使って良いか → 生ワクチンなら✖

冒頭でもお伝えしたとおり、コロナワクチンの種類が「生ワクチン」である場合、デュピクセントとの掛け合わせになるので、安全性の確認が出来ていません。

 

これは、デュピクセントの製造会社であるサノフィ―社に、私が電話で問い合わせをしたので、間違いありません。

 

また、デュピクセントを使用している人であれば、注射の箱に入っている「薬事情報」の紙の2ページ目「8-6」の項目にも記載があります。

デュピクセント薬事情報

デュピクセントとワクチンについて

採用になったコロナワクチンは、どんなタイプか

  • ファイザー社
  • ビオンテック社
  • モデルナ社

 

コロナワクチンで、日本政府が採用したワクチンは3社(3種類)あると報道がありました。

 

とは言え、自分がどのワクチンになるのかなど、わかりません。だからこそ、打つ順番が来たら、それが「生ワクチン」かどうが確認する必要があります。

ワクチンの種類は大きく2種類

現在ワクチンというのは(大きく分けて)2種類あります。

  • 生ワクチン
  • 不活性化ワクチン

ワクチンは、病原体を元にして、私達の体に「免疫」を作るために接種します。

 

病原体をあえて接種する事で、自分達の体に免疫を作らせるのです。

 

ちなみに、副作用という言葉をよく聞きますが、ワクチンの場合は「副反応」という言い方をするそうです。薬ですので、今回も当然副反応が出る人もいると思います。

生ワクチン

病原体を生きている状況で使用するワクチンです。生きていると言っても、極限まで弱らせていますので、一般的な人には問題の無いレベルです。

 

しかし、体調不良であったり、免疫不全や、基礎疾患がある人は、ワクチン接種する事で、問題が出る人もいるでしょう。

 

きっと、ワクチンを打ちたくない人は、この辺りを心配されています。

不活性化ワクチン

代表的なワクチンとして、インフルエンザの予防接種があります。

 

既に病原体が死んでいて、その型の部分を基に作ったワクチンですので、生ワクチンに比べて利点もあります。

 

しかし、免疫ができるまでの時間や効果の長さ、接種の回数がいるなどの問題もあるようです。

 

関連資料:生ワクチンと不活化ワクチン

mRNAというワクチン

このワクチンは、ここ最近で開発されたものです。生ワクチンの欠点を補うようなもので、新しい技術です。

 

生ワクチンは、弱らせているとはいえ病原体その物を使用して作ったワクチンです。その為色々問題もあると思われます。

 

そこでこのmRNAのワクチン。これはウィルスそのものを使っている訳ではなく、ウィルスのタンパク質の情報を使うので、感染して病気を起こす事は無いと言われています。

 

この辺りに関しては、医療情報ですので、こちらを参照しました。

関連資料:新型コロナに期待のmRNAワクチン相次ぎ米国の2社

打たなくてはいけない人は、どうしたら良いか

  • 医療従事者
  • 高齢者や同居人に高齢者がいる
  • 基礎疾患がある

 

受けたくなくても、感染した場合に周りに及ぼす被害が大きい人は、打たざるを得ない場合があります。

 

その場合の解決策としてデュピクセントとの「ワクチン接種タイミング」を空けるという方法があります。

 

ワクチンをいくつも打たないといけない場合、例えば子供さんの予防接種でワクチンを打ちに行った事がる人があると思います。

 

その場合、最初に接種したワクチンから27日間あける必要があります。この約一ヶ月という期間を空ける事で、抗体ができるまでの間を空けることができます。

 

今回のコロナワクチンの場合であっても、そのような期間を設ける事で、デュピクセントの接種しながらのコロナ対策が出来ると思われます。

 

ワクチン同士の接種間隔の資料が参考になると思うので、貼っておきます。

 

関連資料:別の種類のワクチンを接種する場合の接種間隔

ワクチン接種に懐疑的な医者もいる

この辺りまでになると、もう何を信じて良いのか、個人の判断になると思います。

 

関連記事:コロナワクチンを「絶対に打ちたくない」と医師が言うワケ

(2021/09/06 現在 記事削除されています)

 

アトピーで長く治療してきている人であれば、お分かりだと思いますが、治療に正解はありません。個人で効果が違う事なんて当たり前だからです。

 

結局は、接種するにあたって、どのようなリスクと、どのような効果、接種後の未来がどうなるかなど、自分にとってのメリットとデメリットがはっきりしないと判断が付きません。

 

接種が始まる時に、そのような説明があるかわかりませんが、絶対に打ちたくないという人も一定数いると思います。

 

しかし、ワクチン打ちたくないなら、感染しないような対策や行動を、本人がするべきだと思います。自分が感染しない事も大事ですが、感染した際、他の人に移す事のないように。

 

健康上などの問題で、打てないという人は別として、感染しないという自信のある人は、ワクチンを打つ必要は無いと思います。

注意点と対応方法 まとめ

①コロナワクチンの順番が来たら、自分が接種するワクチンが「生ワクチン」かどうか聞く。

 

②アトピー治療で「デュピクセント」を打っている事を言う

 

③医者と相談し「打つ・打たない」の判断をする

 

④打つ場合、デュピクセントを打った最終日を把握し、コロナワクチンとの間隔を空けるなど、接種に対しての手順を医者と相談する

 

⑤接種後の2週間から1ヶ月は、抗体ができるまで、引き続き感染予防に気を付ける

 

※打たないと判断した人も、引き続き「感染しないような生活や行動をする」

 

せっかく高いお金をだして治療しているデュピクセントです。この薬によって「普通の生活」をおくる事ができるようになった人も多いはず。

 

私達アトピーは、遺伝子に問題があったり、免疫が不全であったり、アレルギー体質でもある事で、普通の人よりも病気に対しては敏感にならざるを得ません。

 

また新しい情報があったら、発信していきますので、見て頂けたらと思います。

 

たぶん、Twitterが一番早く更新しますので、良かったらフォローしてください。

 

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最新状況 2021/01/23

皮膚科ドクターにデュピってるけど 新型コロナのワクチン接種はOKか訊ねました ファイザー/ビオンテックとモデルナについては、接種してもOKです

Twitterのフォロワーさんで、医療関係(鍼灸)の方から情報頂きました。

 

とは言え、自分の接種の時が来たら、必ず「デュピクセントをやっている。生ワクチンがダメだと聞いている。」と伝えて下さい。

 

そのうえで、打ちたいのか、打ちたくないのか。

 

打つなら、デュピを最後に打ってからどれくらい経過しているのかが目安になるので、気を付けていてください。

 

 

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