アトピーが脱ステ・脱保湿するとどうなるのか

アトピーで脱ステするとどうなるか アトピーと薬・サプリ

今回は、「脱ステ・脱保湿」についてです。私も、もう何年も前に経験があります。脱ステに関しては2回行いました。

 

脱ステ・脱保湿に興味を持っていて、必要を感じている人は、このブログに興味を持たれていると思うので、私や私のアトピーの知り合いのケースを踏まえて、状況を共有させてもらいます。

 

既に脱ステ・脱保湿の経験があり、乗り越えられて自分の治療の道に進まれている人は、必要のない情報かも知れませんのでの、飛ばしてもらえればと思います。

アトピーが脱ステ・脱保湿するとどうなるのか

やっていた事が無い人でも、SNSや人から聞いて「脱ステ・脱保湿」でどうなるのか、何となく知っていますよね?結果から言って、「壮絶」です。決して一人で乗り越えられるものではなりません。

 

もちろん、今までどんな治療をしてきたかによって、出る症状は変わります。元に戻れるまでの日数も、変わります。当然個人によって変わってくるので、全く予想がつかない旅に出るようなものです。

●激しい痒み

●全身の身体に出る炎症

●炎症による発熱

●発熱による倦怠感(だるさ)

●掻くことによる傷と、浸出液

●かゆみと痛みによる不眠

●肌の苔癬化(象のようは皮膚)

●動くと皮膚が割れる事の痛み

●掻く事による脱毛

●寝たきりになる(場合が多い)

●外見の変化による、精神的なショック

●いつまで続くのか解らない不安感

●もう元に戻らないかもという絶望感と喪失感

●長期治療のための金銭的な不安感

●周りに迷惑をかけていると思う申し訳なさ

●なぜ自分だとという怒りと悲しみ

・・・書ききれません。

 

厳しい言い方ですが、忍耐が必要です。皮膚が急激に悪化しますので、感染症など危険を伴う場合もあります。すぐに見てもらえるような医療体制がない場合や、精神的な支えが無い場合も、やめた方が良いと思います。

 

私は「脱ステ・脱保湿」を一人で乗り越えられた人にあった事がありません。周りの人と、十分に話し合い、なぜ「脱ステ・脱保湿をしたいのか」をちゃんと話て、何を協力してほしいのかも伝えておくべきです。

 

ここまで慎重に書いているのは、私が重度のアトピーだった時に、ちゃんとした指導も受けずに「脱ステ」をやった事で、感染症を起こした事があるからです。

 

脅しているのではなく私は初めて「こんなに苦しいのなら、死にたい」と思ったくらいです。体的にも、精神的にも追い込まれてしまいました。あなたの症状が現在どの段階かは分かりませんが、程度によっては私と同じくらいになると思います。

なぜ「脱ステロイド・脱保湿」が必要か

既に知っている人は、今更なので読まなくても良いですが、よく知らない人向けに簡単に説明すると、「ステロイド」に頼りすぎたアトピー治療によって、体内で生成されるステロイドが止まってしまうからです。

 

”別に止まっても、ステロイド塗り続ければ痒みも止まるし、いいじゃん!”と思いますが、そうはいきません。

 

炎症や痒みを止める「ステロイド」は、だんだん効果が薄れます。どんどん強いステロイドの処方になっていき、最終的には効かなくなります。

 

効かなくなった段階で慌ててその原因をさぐり、問題は「副腎」にある事を知ります。副腎は、体内で自前のステロイドホルモンを生成する場所です。薬に頼らなくても、体の中で生成できるものですが、薬に頼り切った治療をする事で、副腎が機能しなくなります。

 

足りないステロイドを、薬のステロイドで補ったら、元々の機能を止めてしまった、本末転倒の結果という事です。

 

大慌てで自前のステロイドに戻しても、元々ダメだったのですから効果はありません。先ほども書いたように、体の炎症は一機に吹き上がり、気の狂いそうな痒みが襲ってきます。その続きは恐ろしいものです。

 

脱ステロイドは必要な事ですが、ステロイドの薬が効かないようになってからでは、遅いと思います。脱ステは日頃から少しずつするものです。

 

日常的にステロイドを当たり前のように使っていると地獄をみます。「脱保湿」は「脱ステ」ほどではありませんが、基本的には同じ事です。人間は自分で体内の水分を調整する機能があります。それを阻害することで、機能しなくなる事を懸念しています。

副腎機能をもとに戻す方法

機能が落ちた副腎を戻す事が解決の糸口になりそうですが、元々調子が悪かったから、薬に頼った事を忘れてはいけません。原因を改善するのが1つ。もう一つは、副腎を早く戻す方法を取り組むです。

別のブログで解説します ↓

「アトピーでステロイドを使いすぎているか解る方法と、弱った副腎機能をもとに戻す3つの方法」 リンク

 

まとめ

脱ステ・脱保湿は用意に行うものではない事を説明しました。目指すべきと事ではありますが、計画無くしてはやらない方がましです。

 

また、脱ステは普段から意識して行うもので、ダラダラ使わない事です。ただし、ストロイドは怖い!絶対塗らない!という選択肢を取る事で、悪化させ無駄に長びかせたり、感染症を起こす事もあるので、正しい使い方をすれば、これもど効果のあるものは無いと思っています。

 

恐ろしさを知って正しく使う。長引かせない。脱ステは日頃から。慢性化してからの脱ステ脱保湿は地獄だという事を、忘れないで欲しいです。

 

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コメント

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