アトピー肌を保湿したら痒くなった その原因4選

摩擦対策

アトピー肌の乾燥対策で「保湿をする」は一番に考えられる対策だと思います。荒れた肌は、保水能力が落ちているので水分が蒸発しやすく、余計にカサカサになりますし、衣類などによる摩擦の刺激を受けやすくなるので、痒みの原因になります。

 

アトピーの肌状態が重症化している場合は、この範囲ではなく注意が必要ですが、一般的には「保湿をする必要あり」というのがどこの医者でも言われる事です。(ジュクジュクしている場合は、保湿うんぬんの前に、感染などに注意し、医師の判断に従いましょう)

 

さて、必要性を理解したうえで保湿したけれど、逆に痒くなったという話をたまに聞きます。そして私も過去にそのような経験が少なからずありました。

 

私の場合、保湿の仕方とタイミングが間違ていたので、今回をそれをまとめてみました。注意点は3点あります。

 

既に保湿に関しては、自分の方法や用品でやり方が確立している人は、その方法で良いと思います。自分のやり方が一番だと思いますが、いまいち自信が無いとか、他の人の方法が知りたい人は、読んでもらうと知識が増えるかと思います。

 

ちなみに、今回の「保湿」ですが、何(なに)で保湿するのかは、本人の肌コンディションや、使い心地や値段など、色々ありますので、個人にお任せします。

 

私は、ヒアルロン酸のローションと、ニベアのようなクリームを乾燥度合いを見て使い分けています。どこででも手に入る物で、自分の肌感触のよいもので選びました。(炎症の出ている部分は私は、ステロイドなどを使っています。)

アトピー肌を保湿したら痒くなった その原因4選

保湿剤の成分

保湿するタイミング

保湿の仕方

感染

 

この3つが保湿した事で痒くなる原因だと思われます。深く知りたい人は続きをお読みください。大体もう解った人は肌コントロールを今後も頑張っていきましょう。

 

ちなみに番外編として

 

花粉・黄砂 などの 空気中のアレルギー物質が原因である事も増えてきました。外出先から家につき、そのままの肌で保湿をする場合、肌には異物がある状態になります。保湿剤によって痒くなったのではなく、肌の付着した異物によって痒くなった可能性がある。

 

花粉や黄砂、ホコリに敏感な人は、帰宅時シャワーや洗顔をする事のほうが、痒みの緩和になると思います。実際私は、保湿剤で痒みが増したと思っていたら、花粉だった事もあります。

 

それでは保湿剤を使って痒くなった3つの原因を深堀していきます。

保湿剤の成分

保湿すると、余計に乾燥するものもあります。特定の保湿成分が肌に合わない場合、塗ったあとに、肌がパリパリになるような事がありました。しっとりしないとか、ベタベタするとか、塗り心地が悪いものは避けた方が良いですね。高価なものが肌に合うとも限りません。

 

塗り心地の問題を通り超えて”痒みが増す”場合は、洗い流しましょう。初めて使うような商品は要注意で、どの成分が自分に”合わないか”を知っている方が安心だと思います。

 

念のために書いておきますが、何を塗っても反応する場合があります。それはもう、その肌状態がとても悪い状態ではないでしょうか。極論、水を塗ってもヒリヒリするような痒みの場合は、保湿で解決でない問題もあります。

保湿するタイミング

季節はどうか ・・・ いつもと同じものを使っていても、なんだか最近感じが良くない時、季節的な問題は大丈夫ですか?夏場で皮脂の分泌や、汗をかくような季節に、コッテリしたクリーム状の物は皮膚状態を悪くします。

 

時期による見直しをする事で、保湿の痒みを改善できるかもしれません。

 

時間帯はどうか ・・・ 朝起きた時の肌状態。一日働いて家に着いた後の肌状態と、お風呂に入った後の肌状態。時間帯によって、肌のコンディションが違うので、既にけっこう乾燥している状態から保湿しても、効果が無いものもあります。

 

保湿して痒くなったというよりも、保湿しても足りないくらい乾燥していたと言う方が正しかったりします。

 

外からの保湿よりも、体の中への「補水」ではないとダメな場合もあります。一日の「水分摂取」どれくらいされましたか?

保湿の仕方

すり込んでいないか ・・・ 乾燥しきってからの保湿をする時で、けっこうやってしまいがちなのが「すり込み」です。乾燥した部分に、ゴシゴシと肌の奥まで入るようにと、塗りこんでしまう。

 

既に乾燥している肌にとっては逆効果で、摩擦で余計に刺激になる行為だと思います。保湿の方法もちゃんとあって、優しく肌を扱ってあげる事で、痛んだ肌の修復が早くなるので、擦ってはダメだと思います。

 

掌に保湿剤を広げて、ピタピタと肌に当ててあげるくらいで良いのです。肌には、保湿剤が乗っている程度で十分だと思います。ポイントは、完全に乾燥する前にこまめにすることです。

厚塗りし過ぎていないか ・・・ 塗る保湿剤によっては、皮膚の表面に分厚い「層」を作ってしまい、汗や皮脂の分泌を邪魔します。

 

例えば、夏場の汗や皮脂分泌の多い時期に、ワセリンをべったりと塗ってしまう事で、肌に熱がこもり、痒くなる感じです。効果が薄いし、もったいないだけじゃなく、肌に悪影響になりますので、ご注意ください。

既に何かの感染がある

感染レベルのジュクジュクした肌や傷がある場合に、その幹部は既に菌やウィルスがいる場合もあります。保湿剤を塗る事で、余計に痒みを誘発する事があります。

 

私の場合、ヘルペスに保湿剤を塗ったら、痒みが増えました。もちろん、最初からヘルペスって解っていたら余計な物は塗らなかったと思いますが、ご存じのように初期のヘルペスは、肌にチクチクした痛みと、ちょっとプツプツとして感じがあるものの、いきなり最初からコロニー的なデキモノが出来るわけではありません。

 

解らず保湿して痒みや痛みが出る場合がありました。これも、保湿によって痒くなったのではなく、他に原因があった可能性が大きいですね。

まとめ

保湿したら痒くなったのには、やはり何かしらの原因があると思います。それが解れば対処も楽で、アトピーをコントロールする事で快適度を上げられます。

 

苦痛な痒みや傷を、一日でも早くよい方に持っていくために、少し面倒ですが、自分の身体の観察はとても大事だと思います。保湿して痒くなった気がしたら、4点を是非チェックしてみてください。

①保湿剤の成分

②保湿するタイミング(季節・時間帯)

③保湿の仕方(すり込み・厚塗り)

④感染

番外編:花粉・黄砂

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