アトピー治療は、お金がかかります。人間として生をうけ、なぜ自分だけアトピーなんだと、親を恨み、他人をうらやんでみても、その事実は残念ながら、変わりません。
裕福な家に生まれてきたらまだ、お金をかけて治したり、働かなくても済んだりするかも知れません。
しかし、そういう訳にはいかず、痒みにこらえ、人の目を気にしながら、頑張って働いている人は多いのではないでしょうか。
今日は、経済的な理由など、アトピーにお金がかけられない人に、アトピーの治療を紹介します。私も働けない時期があり、お金がない中で治療をしてきました。
これで治るというものではありません。効果には個人差があり、環境や仕事などのストレスは違うからです。
今更当たり前だろうと思われるかもですが、お金をかけるだけは治療ではないと思っていますし、無料で出来るならやらない手はありません。
私の経験も踏まえ、紹介します。
お金をかけないアトピー治療10選
私の経験と、Twitter仲間の意見を基に、お金をかけずアトピーの治療法を10個用意しました。
科学的根拠とか、エビデンスに囚われず、一般的に考えてアレルギーなら取り組むべき所をまとめました。
全部読む必要はありません。目次だけ見て「あ、これ忘れてたな」って気付きが1個でもあれば幸いです。
(個人差あるので、ご了承ください)
①砂糖を減らす
極力少なくする。
皮膚科医は、「アトピーは砂糖、関係ありません」と言います。しかし甘いもの食べ過ぎて、痒みが出る人が多い。
医者は「それは植物アレルギーだから」と言います。であれば、アトピーの診断はおかしいじゃん!って、前にもブログやTwitterで発言しているのですが、何にしても、砂糖を沢山とって痒くなる人も多いので、減らす方が良いです。
甘いお菓子、食べちゃってませんか?甘いやつ食べると、痒くなる人いませんか?
日本のお菓子は見た目をキレイに仕上げる為「上白糖」を使っています。砂糖を白くするために、ミネラル分を脱色しています。その脱色するために使っている薬品も問題視されています。
腸や腎臓、肝臓の負担に繋がり、アレルギーになっている人もいます。
砂糖は少なめ、使うにしてもミネラル分の多い「てんさい糖」などがおススメです。
②塩分を減らす
塩分を摂りすぎると、身体の中のミネラルバランスが崩れます。
夏場で汗をかく季節や、冬場で代謝の悪い時期によって変わってきますが、私の場合、塩分の撮り過ぎで、身体の乾燥具合が変わります。カサカサの度合いが変わるのです。
もし、そのような違いを感じている人は、塩分控えめにしてみてください。体の乾燥具合が変わるかも知れません。
③掃除をこまめにする
大概のアトピーの人は、血液検査で「ハウスダスト」が引っ掛かりませんか?
私が生まれた46年前の方が、圧倒的に住環境は悪いのに、不思議なのですが、ホコリやカビ、ダニに対して、反応してしまう身体になってしまった以上、その原因を断つ事は大事ですよね。
私は自分の身体がホコリに弱いと思っていたのですが、カビによって悪化している事を知ったので、驚きでした。
コロナの影響もあり、マスクをするような生活になりましたが、掃除中にホコリやカビの飛散もあるので、掃除中にもマスク対策は効果有ると思います。
花粉のシーズンなど、洗濯物に対する対策を合わせて考えてみてください。室内をキレイにして、洗濯物は外に干さない人、増えています。
その場合、室内の湿気が多くなるので、カビに注意する必要があります。
④適度な運動をする
運動が効果を表す人は、ある程度身体が良くなっている人だと思います。
本当にアトピーで体がしんどい人は、運動する事で、血流がよくなり痒みが増す人が居ます。また運動をしてかいた汗で痒くなる人もいるでしょう。
運動する事で悪化する人は、まだ運動を取り入れるべき段階ではないのです。
とは言え、運動はアトピーに対して効果があります。強い運動を短時間するよりも、弱い負荷でも長めにする方が良いのですが、体幹トレーニングとか筋トレは、メンタルにも良いです。
身体を動かす事で、血流が良くなり、酸素や養分が肌細部に届けられる事で、再生能力が正常化・促進されます。
逆に、血の巡りが悪い事で浮腫が起きたり、リンパのつまりも起きますので、身体を動かす事は重要なのです。
最近は、スマホアプリで、ワークアウト形式で行えるアプリが無料で沢山ありますし、YouTubeでも動画が沢山あるので、楽しみならが私もやっています。
⑤乾燥対策をする
肌の調子が湿度と関係していると実感している人は、どれくらいいますか?
当然ですが、人間は生き物ですので、体内の水分バランスによって、体調が解ります。私達アトピーは、元々の肌のバリア機能が弱いのですが、このバリア機能は、皮膚の水分量が大きく関係します。
肌が荒れていると、バリア機能が弱くなり、どんどん蒸発していきます。適度な水分摂取が必要です。
また、皮膚表面を保湿する事で、感想を防ぐ事が出来ます。アトピーの人の中には、脱保湿にどうしても取り組みたい人もいます。その場合には環境面での乾燥対策も有効でしょう。
四季のある日本は、同じ天気や同じ気温であっても、湿度によって随分体調が変わりますよね。
外の湿度のコントロールは出来ませんが、家の中の湿度のコントロールはある程度出来ます。高い湿度の場合、カビの繁殖があったり、低い湿度の場合、カサカサしますので、調整してください。
乾燥対策をまとめると、飲む事、皮膚の保湿、室内の湿度管理の3つからアプローチが出来ます。こうする事で、肌の負担も減ります。
⑥爪を短く切る
痒みがあると、掻いてしまいますよね。爪は凶器になります。伸びていたり、角が鋭くなっていると、深く肌を削ってしまいます。
何よりも優先してやるべき事かも知れません。
⑦入浴の時間は短く・温度は低めに
肌のバリア機能が弱くなっているので、熱すぎる温度のお風呂は、身体の油分を余計に取ってしまいます。時間も短めの方が身体の負担が少ないです。
高温や長風呂は、血行が良くなりすぎる事で、痒さも増します。
その為、入浴する事を控えている人もいると思いますが、不潔になる事での弊害もあります。
皮膚の表面にいる「常在菌」は、悪い菌をやっつけてくれるのですが、不潔にする事で、悪い菌の繁殖が進みます。
体臭があまりにもきつい場合、菌の繁殖が原因である場合もあり、アトピー以外の病気の感染も考えられます。
清潔にする意味での入浴は必要だと思うけど、痒くなってしまうから入らないという人は、「温度」を意識した入浴をしてはどうかと思います。
冬場は風邪などに気を付けなければいけませんが、体温と同じくらいの温度での入浴なら、痒みは少ないです。
お風呂のあと痒くなる人、40度以上で入浴していませんか?
また、入浴後にしっかり身体から水分をとる事も大事だと言います。体が濡れたままの時間が長いと、余計に乾燥するのです。
髪を洗った場合、濡れたままにしておくと、地肌が乾燥します。すぐにドライヤーで乾かす方が、痒みが出ません。
⑧睡眠は沢山とる
アトピーの痒いで眠れないという人も多いでしょう。私もこの痒みで眠れず、逆にイライラしてしまった経験があります。
本当に体の調子が悪い時は、眠れる時に眠る事をお勧めします。「寝ねきゃいけない」と思えば思うほど、ストレスになります。
自宅療養中の場合など、翌日に予定がないのであれば、眠れる時に眠るで良いと思います。
とは言え、この状況をずっと続けていて良い訳がありません。人間は習慣の生き物ですので、体調がよくなるリズムというのが本来はあります。
人それぞれ、仕事や家族の都合などで、活動時間が違いますので、リズムの作りやすい
⑨ストレス対策
アトピーの人は、真面目な人が多いですよね。悪い言い方をすると神経質。アトピーであること自体がストレスであるだけでなく、身の回りの事でストレスを沢山感じています。
そのストレスの発散の方法は、人それぞれですが、発散しないままいる人が多いですよね。仮にそのストレス発散方法が、「甘い物を食べる」であった場合、私なら食べる事を優先させます。
音楽や運動も発散になります。自分の好きな事をする時間、それが一番のストレス解消になるので、探してください。
特に趣味が無いという人は、運動とかおススメですよ。散歩よりももう少しテンポよく歩く「ウォーキング」とかいかがでしょうか。
⑩メンタル
アトピー自体での辛さだけでなく、周りからの理解が受けられない場合など、とても精神体にダメージを受けます。
⑨でストレス発散の話をしましたが、元々の考え方や意識の持ち方によって、強いメンタルを持つ事も出来ます。
くよくよしない。気にしない。自己啓発は昔よりも取り組みやすくなりました。図書館に行けば本はいくらでもありますし、スマホで無料でメンタルトレーニングのアプリもあります。
最近の流行は、瞑想やマインドフルネス。実際に臨床治療で取り入れられているものもあります。
最後に
今回はお金をかけずに取り組めるアトピー治療を紹介しました。紹介した10個は、皆さんそれぞれがやってみて効果があるもの、継続出来て習慣化できるものを基準にしれ決めれば良いと思います。
お金がかけられない分、手間や時間がかかる事もありますので、お金をかける場所を決める判断も、この10個の取り組みをする事で見えてくると思います。
季節によって取り組む内容も変わります。あなたの身体と会話しながら、アトピー対策をしていってください。
例えば、身体にやさしい衣類・季節にあった寝具などは、肌に刺激の少ない洗剤類などは、少しお金がかかるけど、やってみても良いのかも知れませんよね。
洗濯機やエアコンの掃除も、少しお金はかかりますが、環境整備は大事だと思います。
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