アトピーの副腎疲労は睡眠で正常化できる。その仕組みと方法とは

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アトピーの人にとって、とても大事で関連の深い臓器に「副腎」があります。痒みを止めるホルモンを自前で生成する副腎ですが、副腎疲れによって機能が低下した場合、どのようにして回復すればよいのでしょうか。今回は、その副腎疲れを「睡眠」で回復させる方法を解説します。

 

私はアトピーで長い間治療を行ってきて、ここ数年は大崩れする事なく、アトピーをコントロールする事に成功して快適に生活する事が出来るようになりましたが、これまでにいくつものトライ&エラーを繰り返しました。

 

今回紹介する方法は、私の実践です。治療方法というよりも、生活スタイルや用具や方法の紹介になるので、ステ・脱ステ関係なく、どのような治療に取り組んでいる人でも、参考になると思います。

 

アトピーの副腎を睡眠で正常化する仕組みと方法

副腎からは身体を正常に保つために、沢山のホルモンが作られます。あのバランスが崩れると、アトピーの場合では痒みを抑えるためのホルモンが影響を受けます疲れてしまった副腎を機能回復するのは、睡眠が一番必要です

 

睡眠は浅い眠りの時と、深い眠りの時があります。入眠後最初の90分は、深い眠り(ノンレム睡眠)になりますが、その時は「成長ホルモン」というホルモンが分泌されて、私達の体の修復を行います。

 

具体的には、新陳代謝とタンパク質の合成脳の疲労の回復と、身体の修復がこの90分間で一番沢山行われます。成長ホルモンは起きている最中も分泌されますが、入眠後のこの時間が特に重要みたいです。タンパク質の合成と身体の修復あたりは、アトピーの皮膚に直接影響しそうですね。

 

副腎に関して深堀すると、副腎は痒みを抑える「体内ステロイド」の生成を副腎でするのですが、そのホルモンの名前は「コルチゾール」と言います。コルチゾールは、ストレスに対する抵抗ホルモンで、痒みを抑える効果もあります。

 

(コルチゾールというホルモンは、DHEAという成分と関係しますが、難しい話になりすぎるので、今回はセットでコルチゾールだけで話します)

 

コルチゾールは、睡眠の前半は、低下します。つまり、お休みに入ります。先ほど説明した成長ホルモンとは、逆の関係になります。

 

相反する関係ですが、このタイミングを合わせてやることが、一番身体には良い時間だという事です。睡眠の質が悪いと、コルチゾールのが止まっている時なのに、成長ホルモンが出ないとかになってしまいます。

 

例えていうなら、戦場の武士が寝ている間でないと、刀が研げません。武士は6時間でフル充電します。刀を研ぐのは最低でも90分かかると言う事です。戦っている最中でも刀は研げますが、最高のパフォーマンスは出ませんよね。

 

コルチゾールが6時間で1日分満タンにするので、また私達は活動出来るのです。最初の90分は特に成長ホルモンにより、身体のメンテナンスも入るという事を念頭に、睡眠の「質」を上げる話をします。

 

睡眠の「質」を上げるに、私たちが出来る事

深い眠りは90分、長さ的には6時間確保するために、私達に出来る事を6個考えてみました。

①入眠1時間前からのスマホ禁止

ブルーライトの影響をよく言いますが、カットガラス貼ってるからと言っても、スマホは脳に刺激になります。友達とラインしたり、YouTubew見たりでは、脳はいつも興奮状態です。寝ないとアトピーは良くなりませんよ。

 

枕元にあるから触ってしまうのであれば、寝覚ましは専用のものにした方が良いかもですね。

②温度・湿度

アトピーの肌はただでさえも温度調整が出来ません。厚い・寒い・蒸れるなどは、安眠の妨げですので、エアコンなどで管理できると良いと思います。

 

電気代よりも、身体が良い状況を作り、医者に通わないほうが良いので、エアコンは、朝までつけっぱなしでも良いくらいです。特に湿度は50%以下でないと、私は起きちゃいます。場合によっては、掻いてしまいます。

 

エアコン嫌いな人もいますので、扇風機などを使う人は、人に風を直接当てない方が良いです。局所的に扇風機を充てると、違う問題で人体に危険です。

 

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③睡眠用品(枕・抱き枕など)

自分に合った枕や、身体を安定させるための抱き枕やクッションなどがあると、寝やすくなる場合があります。上手に使うと入眠しやすく、身体も休まります。

④寝具

季節に応じた寝具は必須です。夏は汗をかきますので、べたつかない素材の物や、冬は軽くて保温がきくものが、睡眠の時間をながくするコツだと思います。中途半端な季節が一番困るので、調整できるように、横に一枚毛布やタオルケットがあると便利かと思います。

⑤衣類

これは好みにもよりますが、汗や湿気を吸収したり発散する能力のあるものを、私は選びます。また、肌ざわりにこだわる人もいます。人それぞれで良いと思います。要するに、本人が快適であれば良いのです。

 

寝返りをうつ人は、衣類の大きさにも注意です。体に合っていないほどの衣類は、寝返りの時に体にまとわりつき、心地よくない場合があります。

⑥清掃

布団は湿気を含みます。一定期間で干すとか、掃除機をかけるなどしないと、アトピーの場合、落屑などで汚れ、そこにダニやカビが繁殖する事もあります。不潔である事が、痒みの原因にもなりますので、注意してください。

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以上6つが、良質な睡眠をとるための私達に出来る事です。

最後に

私は実は、この睡眠が一番出来ていない気がしています。サラリーマンの人とは生活のペースが違うので、どうしても夜型になってしまいがちで、ブログなど書いていると、朝になる事も多いです。

 

今回このブログを書いたことで、自分でも睡眠の大切さを知ることが出来ました。特に痒みを抑える体内ステロイドの抗ストレスホルモン(コルチゾール)と、成長ホルモンが、アトピーの痒みとか体の修復に有効である事が解ったので、生活を改善できたらと思います。

 

睡眠対策の具体的6つは私の発案なので、他にもあると思いますし、良い方法があったら、ツイッターやブログにも、コメントで教えてください。

 

この他にも私のアトピー対策の具体的な方法を紹介したブログが10個あります。あなたの方法と比べてみませんか?何かのヒントや気付きになればと思います。

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2020/05/29更新 世間に色々あるアトピーの治療法から、私が選んだ10選。この組み合わせで、アトピーが良くなります。コントロールできるようになれば、楽に快適に暮らせます。

参考文献:

どうも頑張りがきかない…。噂の「副腎疲労」の原因と対策 | Tarzan Web(ターザンウェブ)
腎臓の上にある小さな臓器、副腎。ここで作られるホルモンがあなたの回復力を左右する! 「副腎疲労」の原因と、対策を紹介。

 

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コメント

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