アトピーが季節の変わり目に気を付ける3つの事

アトピー季節の変わり目3つの注意点 アトピーと生活環境

アトピーをお持ちの人にとって、季節の変わり目は体調を崩しがちです。普通の肌の人でも気温差・湿度差で辛いくらいなので、私達にとっては重大な問題ですよね。

 

日本の四季は、景色や食べ物などで楽しめる要素も多いのですが、アトピーにとってとても厄介なものかも知れません。

 

私は40年以上アトピー治療をする中で、この季節の代わり目の体調の上下をいかに抑えられるかを、研究したりしていました。

 

今日はそれを3点のポイントでご紹介します。あまり季節によって体調の上下を感じない人は飛ばしてもらって大丈夫です。先日ツイッターの仲間にアドバイスしたら「ありがとう!眠れるようになった!」と言われました。

 

少しでも何かのお役に立てたらと思っています。

アトピーが季節の変わり目に気を付ける3つの事

衣類・寝具

真夏や真冬はよいのですが、問題は中途半端な時です。

●3月・・・なんだかんだ言ってまだ寒い

●4月・・・朝方冷える

●5月・・・蒸し暑い日が増える

●6月・・・湿気が多い日があるが、寒い日もある

●9月・・・蒸し暑い日と涼しい日の温度差

●10月・・・朝方は冷える

●11月・・・夜中にはもう寒い

 

衣類に関しては、ジャケットなどの着る物で調整をすればいいのですが、寝具に関して、私達アトピーの「睡眠」は肌の再生に最も大事な時間です。

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朝起きたら「掻いてしまった・・・」という事が多いのですが、その日の気候・気温・湿度に合っていないと、蒸れたりして痒くなった経験があります。

 

身体が熱くなると痒みも増えるので、布団を跳ねのけてしまうのは良いのですが、朝方風邪をひいた事もあります。

 

湿気を逃がしてくれたり、ちょうどいい保温の環境があると、よく眠れて肌にもよいと思いますので、中途半端な時期の衣類と寝具を見直すと良いと思います。

 

ツイッターで「昨日、眠れなくて掻いちゃった」って言われて、「布団、冬のままじゃない?蒸し暑かったからじゃない?」って言ったら、「やっぱそうだった!」と即改善されたお友達がいました。

 

蒸れた肌は傷がつきやすいので、眠れなくてゴロゴロした時とかに衣類の摩擦で余計にダメージにもなります。選ぶ素材も肌ざわりの良いものが良いですね。

食べ物

野菜や果物も季節ごとに楽しめるものですが、実はそういう季節もので痒くなるケースも多いです。

 

通念で食べるような食材の場合、体は慣れていますが、南国のフルーツなど普段はあまり食べないような食材の場合、慣れていない事もあり、痒みの原因になる事がありました。いきなり沢山食べるとかしない方がアトピーにとって用心になると思います。

 

果物だけじゃなく、アクの強い食べ物もそうです。皮の部分にアクが多いようなので、皮をむいたり水にさらしたり、茹でたりして調理するほうが良さそうです。

 

アクの多い食材

ホウレン草・ナス・トマト・アボカド・たけのこ・山菜・山芋・里芋・大根・ニンジン・カブ・バナナ・リンゴ・キュウイ・イチゴ など

保湿

アトピーの治療の一環として、脱保湿の方には無関係なのですが(保湿の是非の問題は割愛)、季節によっても保湿剤を分ける必要があるという事です。

 

夏場の暑い時期と、冬場の寒い時期、肌の水分量自体に差があります。空気中に含まれる湿度も大きく違うので、単純に保湿といっても、使うアイテム自体も変わってくるでしょう。

 

乾燥した時期には、保水能力の高い”コッテリした”油分の多いものを使うほうが、保湿されますし、夏場は皮脂や汗の分泌が多いので、サラッとした感触の物の方が心地よいですよね。

 

その時期に合わない物は、塗ったすぐから肌感覚が悪く、ベタベタするとか逆に肌の刺激になるような物もあったり、表面をコーティングしてしまって蒸れたという事もあります。

 

季節によって自分のベースとなる保湿剤を探しておく方が快適に暮らせれるはずです。

 

まとめ

衣類・寝具 ②食べ物 ③保湿剤

この3つのポイントを季節の変わり目に意識することで、アトピーを悪化させずに済むかもしれません。めんどくさい部分もありますが、出来ることからコツコツと・・・

 

コメント

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