アトピーを悪くする外的な要因とは何でしょうか。今日は考えられる外部要因について考察しますが、そもそも、外部からの要因でアトピーになるものでしょうか。
私自身は実は、内部的な要因が多いのですが、外部的な要因がプラスされることによって、悪い状況が長期化するのを感じています。
内部でも外部でも良いのですが、対策する事に越したことはありませんので、「外からの刺激によって、悪くなるなぁ」と感じている人は、必見です。
自分の生活環境下で、悪くなる要因がはっきりわかる事で、避けられる問題もあります。「あ、この場所!ノーチェックだったわ!」という場所が一個でも発見できればと思います。
アトピー性皮膚炎を引き起こす8つの外的な要因とは
まず、アトピーの原因は、内部からだけでも外部からだけでも、ありません。それに、内部要因も複数だし、外部要因も複数あります。
内部と外部の両方の因子を持っている人もいて、そういう人が重度化した場合、治りにとても時間がかかります。
原因が複雑化する事で、とても対処しにくい皮膚の病気なのですが、治し方が一発で治るものは無いと思います。塗り薬や注射に頼る治療は、根本解決ではないので、私のようにステロイドが効かなくなって重症化する場合もあります。
めんどうだけど一番確実なのは、アレルギー反応が出ている原因を、一つずつ探していく事です。排除できるものは排除し、排除できないものでも、危険個所を知る事が大事だと思います。
それでは、前置きが長くなりましたかが、外的要因を考察しました。あなたの認識されている、アトピー外的な要因と比べてみてください。
①接触刺激
肌と衣類や寝具の摩擦刺激です。素材によっては肌が過敏に反応するものもああります。化学繊維がダメという人もいますが、私も昔はそうでした。
ただ最近は、綿やガーゼでも、ゴワつきのある物もあるし、化学繊維だけれど、とても肌感触の良いもものあるので、触って確かめてみないとわからないです。
それと、接触感染で案外多いのは、自分の髪の毛。襟足の髪が、フェイスラインや首元、デコルテに触れる事で、毛先と肌の触れある部分が痒くなる場合もあります。私は短髪な事が多いですが、襟足や耳元の髪がある程度伸びると、耳や首に触れる部分が痒くなる時があるのです。
私は肌に痒みの出た時、何が当たっていないかを注意深く見るようにしています。毎回この服を着ると痒いとかだと要注意因子です。でも、体調によって出る時と出ない時もあるなら、「体調悪い時は、着ちゃダメな服!」となります。
忘れていましたが、私はメガネをするので、耳元や鼻パットの部分、汗が溜まると痒くなる場合があるので、そこもチェックですね。
最初に衣類で摩擦と書きましたが、「摩擦」で言うなら、爪で掻く事も外的な接触刺激ですね。
②付着刺激
接触刺激の一部でもあるのですが、花粉・黄砂が肌に付く事で、痒くなります。最近この被害が増えてきた気がします。去年は大丈夫だったけど、今年から花粉に反応するようになった人を多く見かけたりします。
日本は案外、年中花粉が飛んでいます。反応する花粉もあれば、そうではないものもあるので、血液検査などで調べてみるのも手です。私は、スギとヒノキの花粉と、ハウスダストがダメでした。
黄砂に関する情報も、今は天気予報と一緒にみれるサイトもあるので、要チェックです。
③気温・湿度・雨の刺激
昼間と朝晩の気温差によって、体調を壊す人もいますが、アトピーの人の肌は敏感なので、影響する人がいます。同じように、湿度が高くジメジメした気候により影響が出ます。
私も、高温多湿はあまりよくなくて、これが原因でアトピーになると言うよりも、アトピーの痒みを増大させるとか、掻き壊す事が多くなるという感じです。
気温とは少し違いますが、温度と言う意味では、ドライヤーの熱や風も影響する人もいます。暖房を使い過ぎた時の空気の乾燥も肌の刺激になります。
また、今はそうでもありませんが、雨に濡れると痒くなる場合がありました。雨に濡れた部分が赤くなるような時があって、病院に行くほどではありませんでしたが、調べてみると雨に含まれる成分に反応していた可能性がありました。
俗にいう「酸性雨」なのでしょうか。大気というのはけっこう汚れています。工場や自動車からの排気ガスの成分を含んだ水を浴びているのです。肌に良いとは言えません。雨に反応する人は、濡れた部分を早めに洗い流す事をお勧めします。
海水がダメな人もいます。お分かりの通り、塩分濃度が非常に高いので、傷にも沁みます。私の息子は幼年時、海に入ると泣き叫びました(苦笑)。たぶん、傷が沁みたのでしょう。
ただ、海はミネラル成分が含まれていて、殺菌作用があるという医者もいます。私も息子も海に入ると、傷が沁みて最初は痛みますが、慣れてくると痛みは止まり、海水浴を終える時には、肌が少し強くなったような気もしています。この辺りは、個人差があると思います。
④薬品類
石鹸や液体洗剤や柔軟剤などを使う事で肌荒れする人もいます。髪についたシャンプーやコンディショナーの残りで肌が反応する場合もあります。化粧品や日常使う保湿剤なども、合う合わないがあると思います。
高いから良いって言うのではないので、ほんと自分に合ったものを見つけるのに苦労します。季節や体調によって変えないといけない人は、かなり苦労すると思います。
保湿ケアに関しては他のブログ記事で紹介していますので、気になる人はどうぞ。
関連おススメ記事:「激論!アトピーに保湿は良い事か」 → リンク
日常で使う水道に含まれる「塩素」の影響もあります。家庭に提供されている水道は一定の基準で提供されていて飲んでも当然安全ですが、含まれる塩素を処理してあげる事で、身体が楽になる場合もあるようです。
関連おススメ記事:「アトピーにとって水道の塩素は毒! 逃れるための5つの方法」 → リンク
⑤雑菌・カビ
カビた洗濯物が、汗や雨で染み出し・肌の刺激になる場合があります。梅雨の時期など生乾きの洗濯ものから、カビ臭がして嫌な思いをしたことがあると思います。
衣類を洗う洗濯機自体で、カビの繁殖をしている場合もあるので、余計に被害を広げてしまっている場合は、案外たくさんあります。
専用の洗濯洗浄剤を使わないとダメな場合や、時には分解洗浄しないと落とせない部分もあるので、別で記事を書いています。
カビは目に見えない部分で人体に影響している場合があります。アトピーの人にとっては死活問題なので、定期的なお手入れをして効果を出しているツイッター友達の主婦の人が言っていました。
関連おススメ記事:「アトピーを良くしたければ、洗濯機をメンテしろ 洗濯機は雑菌の巣」 → リンク
カビや雑菌の繁殖しやすい生活環境についてもまとめてみました。気になる方はチェックしてみてください。予想外の場所もあると思います。
⑥匂いや揮発した成分
香水・芳香剤・防虫剤・線香・アルコール・ガスなど 揮発した薬品など、匂いが刺激になる場合があります。鼻をつくような刺激臭だけが悪いという事は無くて、「良い香りだなぁ」と思っている匂いであっても、肌が反応する事があります。
季節が変わり「衣替え」した時に最初に着たセーターが原因で、湿疹が出たケースがありました。アトピーかと言われれば微妙ですが、既にアトピーが出ている人によっては悪化の因子ですよね。
衣替えから出したての衣類は、一度洗うとか陰干しするとか、空気にさらした方が良い人もいるでしょう。直接身体に触れていなくても影響をうける人もいます。
植物・食品・油・工業製品の匂い(輸入雑貨の油ぽい匂い)も、気になるものがあります。私はよくネットで買い物をしますが、届いた商品から油っぽい匂いが沁みついていて、気分が悪くなったことがありました。
肌に出る、出ないは別としても、強い匂いが出るもので、気分が悪くなるものはまず避ける方が良さそうですね。
⑦振動波
①の接触刺激の「摩擦」でもありますが、その物自らが振動する事で私たちに痒みが出る場合もある。電動マッサージ機やバイクに乗っていて痒くなった人がいます。振動というのは、特定の周波数を出しますので、知らない間に影響が出ていた場合もあります。
これに関しては、気にしていても防ぎようがない問題でもあります。それと、国は「周波数」に関しては一定の基準を設けていて、人体に影響の出るような周波数には規制がかかっています。
⑧電波波・音波
振動はに関しては、身体に感じる部分もあるのですが、自覚が難しいものに、電磁波と音波があります。電磁波とは電気の波。音波とは音の波です。
生活の中で私達は少なからず、これを身体に受けています。人体に影響がでる部分は国の規制がかかりカットされているので、普通に生活する上で気にする必要がありません。
最後に
外的な影響を受けそうな部分もあれば、アトピーには直接関係なさそうなものも沢山ありました。ただ、調べてみて解ったのは、私達の体(肌)というのは、外からの刺激をかかり受けているのだという事です。
個人差があるからこそ、自分で把握できる痒みや炎症に繋がるような原因が解れば、それを避けたほうが良さそうですね。
あなたのしているアトピー対策はなんですか?私のものと比較する事で、何かヒントが得られるかも知れません。良かったら覗いてみてください。
2020/05/29更新 世間に色々あるアトピーの治療法から、私が選んだ10選。この組み合わせで、アトピーが良くなります。コントロールできるようになれば、楽に快適に暮らせます。
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