2020/07/30更新（※分解清掃を依頼したい人は、このページの最下部「分解清掃業者」を参照してください。）
あまり知られていない事ですが、洗濯機って恐ろしいほど、汚れています。ただ、アトピーの人のお家は、そういう意味では意識が高いので、キレイにされている人が多い。
ただし、ホームセンターやスーパー、ドラッグストアで買ってきている人は、注意が必要です。
それ、ちゃんと効果ありますか？日常の洗濯の量にもよりますが、洗濯槽洗浄剤を使ったのに、まだ汚れが付くとか、一か月経たない位でまた臭うとか、そういう人も多い。
そういう場合も含めて、ちゃんと水槽の清掃が出来ていない場合が多いです。だから、臭いがするし、ゴミも付く。
せっかく洗濯をしたのに、余計に汚してしまっているのでは、アトピーの肌じゃなくても良い訳がありません。
「なんで、お前がそんな事言えるのか！」と言うと、実は私は１０年以上家電の修理をしていました。洗濯機の修理はかなりの依頼があります。衣類をキレイにするための家電製品でありながら、その洗濯機の掃除をちゃんとしているお宅なんて、ほぼありません。１０年間の修理訪問件数のうち１％も無いと思います。
分解した時の汚れ具合は、一目で掃除してるか、一回でも洗浄剤を使ったのか解ってしまいます。小さなお子さんの居る家など、大丈夫かな？って思ったり。一応一言、「クリーナーやった方が良いですよ」と声掛けしますが、「うちは月１でやってるから」とあしらわれたりします。
家電の専門家なんですけどね・・・私。
アトピーを良くしたければ、洗濯機をメンテしろ 洗濯機は雑菌の巣
まず、やった事無い人も、やってる人もですが、洗濯機は汚いものだという認識を持ってほしい。
人の使った衣類・寝具を洗いますが、機械自体は洗ってませんよね。お風呂の浴槽に浸かって、その浴槽を洗わないまま翌日にまたお湯に浸かるのと同じです。
そんなの仕方ない部分もあります。そういう意味で、水槽はステンレス槽（バスケット）になっていて、水を流しただけである程度はゴミや皮脂が付かないようになっているのです。
でも、洗濯機のバスケットの更に外側には、「水槽」があります。二重構造になっていて、ここに実際の水が溜まります。（シャープのステンレスバスケットに穴が開いていないタイプは別ですが、それはそれで他にゴミが付く部分がある）
そこは手では触れない部分ですので、結局は掃除できません。洗浄液とか分解をして物理的に磨くしかありません。
ゴミが溜まると、そこには雑菌が繁殖します。そして風通しも悪いその空間は、とても住みやすい・増えやすい場所なのです。
洗浄剤の違い
冒頭に「スーパーや、ホームセンター・ドラッグストアのではないですか？」と言ったのには訳があります。効かないからです。すべての商品がそうとは限りませんが、専用のとは別物です。
今後は製品の改良が進み、だんだん変わってくるのかも知れませんが、どうせやすなら効果があるものでないとダメですよね。
どこにでも売ってるものは、①洗濯槽の汚れを分解し剥がす②流す になります。専門の物は①と②の間に「溶かす」という工程が入ります。
①である程度解ける部分もありますが、中途半端なので、洗濯機に水を入れた段階で、また浮かんできて水槽に張り付きます。
専門物物は、この「溶かす」という一般に売っているものよりも遥かに、強力です。洗浄液のボトルに書いてある「製造会社」を見てください。一般的な物が”洗剤メーカー”であるのに対し、専用のは”化学薬品メーカー”です。洗剤メーカーのとは、成分や濃さが違うのです。
一般的なものであっても、５～８００円くらいはしますが、効き目が弱いものを月１でしても期待には応えてくれません。
専門物もは、そういう意味では半年～１年に１回で良く、補佐的に月１くらいで、普通のをすればいいのだと思います。
どこに売っているのか
家電量販店の、洗濯機の消耗品コーナーに売っています。私は、修理で訪問しているので、修理マンは掃除に使うような用品は持ち歩いていません。
お店に置いてある銘柄が、洗濯機のメーカーと同じではない物もあります。これに関しては、メーカーが推奨するのは、各メーカーの純正の洗浄液です。残念ながら、海外メーカーさんの洗濯機の洗濯洗浄液は見たことがありません。今後提供されるのでしょうか、不明です。
量販店に置いてあるものも、実はそんなに高くないか価格です。１回使い切りで、２～３，０００円（税別）です。メーカーによって、用量と価格が違います。
同メーカーの洗浄液でなくても良いんじゃないの？
私はこれについては解りません。成分的には同じなのか分かりませんが、洗濯機の水槽や内部のパッキンに、悪影響があるかも知れません。洗浄液の事をメーカーに聞いたことがありますが、「説明書にある洗浄液をご指定ください」と言われました。
私は修理を担当するもので、後々水漏れなどのトラブルがあってはいけないので、純正品をおススメしていました。
なお、同じメーカーでも「ドラ洗」と「縦型」に違いがあるのは、洗浄液の容量の問題です。ドラ洗のほうが縦型よりもバスケットが小さいので、洗浄液も少ないだけです。
ネットで買う方が安いし、手間にならない
私が量販店で買い場合は、もう置いてあるものを知っているので良いのですが、せっかく店に行ったのに対応メーカーの物が無いという事があっては、手間なだけです。
そして残念ながら、ネットの方が安い。お店に行く手間も考えると、今すぐに必要ではない物や、届いても洗浄日を決めないと出来ないので、ネットで買うほうが便利なのです。重いですしね。
一応、各メーカーの専用洗浄剤をリンク貼っておきますので、今回の事が役に立ったなぁと思う人は、以下のリンク踏んでもらえると、嬉しいです。洗浄液の使い方は各メーカーの洗浄液のボトルに説明書が入っています。
それよりも皆さん、「取扱説明書」に洗濯洗浄剤の指定があったとは知らなかったでしょう。取説の最後から１・２ページ目に”消耗品を紹介するページ”があります。そこに指定があります。
対応商品
今回は洗濯機のメンテナンスについて書きました。ちゃんとした洗濯洗浄剤を使って、半年に１回とかすると、アトピーの肌にも悪影響が少ないと思います。
買ってから一回もやった事が無いって人、洗浄液１回だけでは落ちないかもしれませんが、一回くらいはやった方が良いと思います。洗浄剤ではもう手遅れって感じの場合は、分解清掃って手段になるので、専用の業者も以下の紹介しておきます。
＜追伸＞
洗浄液を入れて、満水位にした部分よりも上側が汚れる場合はあります。そこは分解しないと、洗浄液は届きません。しかし、その部分は普段選択する分には、水位がそれ以上上がらないので、洗濯物に汚れの付着はほぼありません。どうしても気になる人は、洗浄液ではなく、分解清掃してもらいましょう。
分解清掃は、ピンキリです。２万～４万くらいかも。だから最初は、洗浄液でやってみても良いと思います。
パナソニック
※ 縦洗とドラ洗の違いは、洗浄液の量だけでした。ドラ洗の方が量が少ないです。水槽が小さいからです。
日立
※ ドラム型洗濯機は、上記と同じ商品で液量を調整する
東芝
※ ドラム型洗濯機は、上記と同じ商品で液量を調整する
シャープ
※ ドラム型洗濯機は、上記と同じ商品で液量を調整する
三菱
※ ドラム型洗濯機は、上記と同じ商品で液量を調整する
サンヨー・ハイアールジャパン
分解清掃業者
上記で、洗濯機洗浄剤を紹介しましたが、既に3年以上洗浄液での清掃すらした事の無い場合は、分解清掃がおススメです。
洗剤の成分は層内で固まる事が多く、石けんカスだらけだったり、洗浄液で落とす事の出来ない範囲のヌメリやカビもあるからです。
洗濯ものの出来上がり品質を上げたり、洗濯機の分解清掃をする事で結果的に寿命が長く使える事にもなるので、数年メンテナンスをしていないお家の人には、こちらがおススメです。
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最後に
これで気持ちよく洗濯したものが着られますね！カビのいた洗濯機で洗った衣類って、汗をかいたりして濡れると、臭ったりカビ菌が衣類から染み出します。それがアトピーの肌にとって悪いので、洗濯機は本当にお手入れ必須だと思います。
読んでもらってありがとうございます。これからも「ライジン＠アトピーでも快適に生きる道」のブログ よろしくお願いします。
あなたのアトピー対策と比べてみませんか？参考になるものがあるかも知れません。↓
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2020/05/29更新 世間に色々あるアトピーの治療法から、私が選んだ１０選。この組み合わせで、アトピーが良くなります。コントロールできるようになれば、楽に快適に暮らせます。
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