アトピーだと、就職が不利になる事実

アトピーに対する考え

更新日付:2020/04/30

私は自らもアトピーで、それはもう40年以上それを背負って生きています。

 

今は起業し自営業ですが、今までに4社で仕事をした経験があります。

 

就職活動もそうですが、人事採用を担当する事もあり、その際にあった「見た目」の判断について書くことにします。

アトピーだと、就職が不利になる事実

私は4つ目の会社の時、企画部に所属していました。

 

中途で入社した私は企画部での採用になり、当時企画部はボディーケアのサロンの開業準備をしていた。

 

対面でのサービスや商品の販売業なので、現場で働く人の構成を考えるのも私の仕事で、パートやアルバイトの募集も面接も、私がやった。

 

当時の私は、自分のアトピーが落ち着いていた時代だったので、正直、調子にのっていました。アトピーの辛さなど全く忘れ、日頃の生活も乱れていました。(残業、飲み会、たばこ、睡眠不足、栄養過多・・・)

 

バイトさんの採用の時、募集要項のチャックと応募資格を確認します。曜日や時間の確認もします。声のトーンや、話し方もチェックしていきます。

 

ただ「どれだけやる気がある」や、「本人の動機や希望」・・・なんて事は見ていませんでした。

 

見ていたのは『容姿』です。

 

私は一次面談する人を履歴書で決め、面接し、最終面接で社長に繋ぐまでが役目。採用するかしないかは社長が決めるので、それに見合う人を選ぶようにと、企画部長からは言われました。

「見合う人物」って何?

見てくれの良い人、それが会社の判断。履歴書を見ながら、会社の募集要項をクリアしているかの確認しながら、「かっこ良い、キレイ、可愛い、清潔感のある人」かを写真で判断していきます。

 

一回も会ってない人、声も聞いていない人、を「写真一枚」でふるいる。その年に本採用になったのは、才色兼備の美男美女たちでした。

 

もちろん全ての企業がそんな会社ではありません。でも、対人でお客や取引先と接するような仕事は、やはり「外見」が重視されます。

 

私は、私自らが一番コンプレックスにしている「外見」部分を、採用の一番のポイントとして、人を選んだのです。

 

外観なんて関係ない!見栄えで判断してはいけない!・・・とても歯がゆい思いでいっぱいでした。

どうしても面接まで行きたいなら、一番大事なのは「書類選考」

その仕事に強熱があり、面接でそれを伝えたいから、とにかく会ってもらいたい!そう思うなら、履歴書の写真は加工しても良い。

 

書類審査を通過して面接になった時にはバレるが、ぜひ面接で頑張ってほしい。化粧などすればごまかせるかもしれません。仕事への熱意で突破できるかも知れません。

 

でも、入ってから苦労する事になります。やっぱり加工はお勧めできない。

 

外観が関係ない仕事もあります。

 

作業中は無菌室で防護服のような作業着を着る仕事は、良いのかもしれません。でも、通気性も悪く、アトピーには悪そうですよね。

 

一人で黙々とやる仕事。誰とも接することなければ、こちらも気が楽でしょう。

在宅ワークや自営業への道

コロナウィルスの件もあり、在宅ワークが今後の働き方を変えていきそうです。私達アトピーには、朗報なのかもしれません。

 

在宅ワークは企業にとって利点もあります。採用者の交通費は必要なく、会社のビルや事務所ですら、広いものを用意する必要がありません。

 

私達からしたら、「通勤する」という苦痛も無くなる。今後そういう条件もチェックすべきですし、業務委託としての仕事も増えそうですね。自営業としての道も開けるでしょう。あなたが社長です。

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