私はアトピー歴も長く、薬による治療も長いので、一番心配しているのは「薬が効かなくなる事」です。
実際に社会人になり、それまで薬でなんとかごまかしてきた治療でしたが、ステロイドが効かなくなり、慌てて脱ステした結果、廃人のようになり、仕事も出来なくて自宅で寝て過ごす日々を送り、感染症にかかり入院も数回経験しました。
薬での治療は、身体の臓器に負担をかけます。その負担のかかった臓器の回復には、絶対的に「睡眠」が必要なのです。
普段の私の睡眠の劣悪さを例に挙げ、睡眠の質を上げる事で、どんなメリットがあるのかと、睡眠の質を上げるためのコツをお伝えし、ブログでそれをまとめる事で、自分への戒めにもしたいと思っています。
アトピーを良くするために睡眠で体の改善をする
睡眠をとると良い事とは(メリット)
まだご覧ではない人は、是非一度参照してください。
関連おススメ記事:
「アトピーの副腎疲労は睡眠で正常化できる。その仕組みと方法とは」 → リンク
漠然と睡眠がアトピーに良いとは聞いてても、具体的な所を知らないと、行動に移せませんよね。
とは言え、読むの「メンドクサイよ!」って人に要約すると
最初の深い眠りの90分で、「成長ホルモンの分泌」がされます。成長ホルモンの分泌により、新陳代謝とタンパク質の合成、脳の疲労の回復と、身体の修復が行われます。
また、アトピーの人の痒みに「体内で生成される、自家製ステロイド」があります。この体内ステロイドは、日々のストレスに対抗するものですが、1日6時間の睡眠により、フル充電されます。
と言う事です。アトピーの人でなくても、とても大事な事だし、アトピーの人であれば尚更、ストレスフルな社会を生きていくためには必要だと思います。
現在の状況の把握をする
どれだけ自分が眠れているのかは、就寝時間と起床時間を記録しておくことで、解ります。アトピーで、ぐっすり眠れなかったとしても、身体を横にして休息する事で、肉体的な疲労が回復できるので、横になる事は重要です。
欲を言うなら、やっぱりぐっすり眠りたい。そうなると「質」が重要になりますよね。そして、質を計測する事も今は簡単に無料で出来ます。
具体的には、こんな感じです。日や月で見ることが出来ます。
1日の睡眠時間と質を見る
今日はよく眠れた!朝までぐっすりだった! って日は、睡眠の質も良い感じ。
こんな日は、起きてからの1日もスタミナ切れでとても疲れました。時間も短く、眠りも浅く、深い眠りが無い。。。
毎日の入眠時間と起床時間を日で比べる
こうやってみると、沢山寝る日と、全然寝てない日に解れています。また、入眠時間が、恐ろしくバラバラです・・・。
今月の平均睡眠時間を知る
6月の月平均の睡眠時間が、4時間代って・・・
6月が悪かったので、今月は自分で気を付けていて、約6時間をキープ!いい感じです。
改善できるポイントを探す
アトピーで痒みはあっても、眠りやすい環境を作ってあげる事は重要だと思います。私の場合、以下を整えました。
気温・湿度
季節によって「湿度」が高く寝苦しい日もあるので、部屋の温度よりも湿度をコントロールする方が、私は寝やすくなりました。
↑ 高額だけど、こんなのもあるんですね。快眠のために色んな技術がある。
寝具・衣類
体感的な感覚が、精神的にも影響したので、触り心地の良いものを選びました。夏場なら「通気性の良い」「肌ざわりの良い」ものを拘って選びました。
高い物でなくても良くて、逆に敷布団にシーツだと、背中に出た汗の問題もあるので、丸洗いできる「敷きパッド」を選びました。
冬場だと、熱がこもらないものや、重くならない、寝返りのうち易いものを選びました。
パジャマなどの衣類は、寝返りの時に体に巻き込まないように、身体に合うサイズのものを選びました。大き目のユッタリサイズを選んでいたのですが、ツイッター友達から教えてもらいました。「大きめだと、体に巻き込み、寝返れない」良い事を、教えてもらいました。
睡眠に至る前の行動
寝る環境もとても重要でしたが、同じくらい重要なのが、「入眠までの行動」です。ノリノリの音楽や、激しい戦闘シーンのゲーム、興奮するようなスポーツ観戦をした後は、やっぱりすぐには眠れません。
スマホの光も、脳や目を刺激するので、布団に履いてもすぐに眠れないと言うのが、私自身の体感です。
スマホを目覚まし代わりに使っていて枕元に置いてあると、眠くなるまでつい文章や動画を見てしまいましが、眠れなくなる要因なので、横になったら画面は見ないと決めた方が良いです。
ただでさえもアトピーが痒くて眠れない人は、最低でも寝る1時間前はスマホを見ない方が良いと、私自身の体験からおススメします。やっぱり、ブルーライトって、目が覚めちゃいます。
”眠る準備をする”ことは、自分を大事にすることだなぁと思います。
記録をすると心の余裕にもなる
私が睡眠の記録をする事で、大きく変わったのは、朝起きた時の安心感にあります。もちろん、沢山眠れた事に越したことは無いのですが、あまり眠れなかった日であっても、その日どれくらい横に慣れたかを知る事で、その日1日のセーブが効くからです。
こんな日は、どう頑張ったって良いパフォーマンスなんて出ない・・・
無理しすぎる自分にブレーキをかけたり、この程度の行動であれば大丈夫かな?と予想できる事は、私にとって大きなメリットでした。スマホアプリで睡眠計測は無料アプリもあるので、おススメです。
計測アプリの名前:「ぐっすり~ニャ」
「Apple Store」や、「Google Play」のアプリ検索で「ぐっすり~ニャ」で出てきます。
他のアプリでも全然良いです。睡眠の時間と質が解ればいいので、アプリはお好みで。
最後に
これだけでアトピーが治った!なんて事はありません。たとえ「この薬でアトピーが治った」というものがあっても、薬に頼り続ける人生もハードです。
日々の生活の中で無理なく改善できるポイントがあれば、簡単に出来る物からやってみてはどうでしょうか。
私は今、自分のアトピーのコントロールの仕方を知っているので、アトピーが爆発する事は無くなりました。そうなると快適です。いい連鎖も出来るし、逆に少々「不摂生」をしても、早く元に戻せます。
あなたのアトピーコントロールで出来ると思っていて、私のやり方と比べたり参考にする事で、方法が見つかるかもしれません。
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