アトピーで気分が落ちた時の切り替え方

アトピーの気持ちの切り替え方 アトピーの人が学ぶ事

今、身体に出ているアトピーの症状が辛くて、とても悲しかったり、絶望に浸っている人もいるかも知れません。

 

症状の出ている程度によって違いはあれど、思っている通りになかなか良くならず、焦ったり不安だったり。ボロボロの肌をみて、過去の自分との違いに涙を流し、こんなはずではない・・・と落胆しながらも、具体的にどうすれば良いのか解らない。

 

かと思えば、今朝起きた時に、傷の治りがとても良くて気分まで良くなったり、寝ている時に掻いた覚えがあるのに、起きた時に思ったよりも傷になっていなかった事でホッとした気持ちで、それだけで朝から嬉しくてやる気が出たり。

 

私達アトピーの人の気持ちは、アトピー性皮膚炎という病気に「さじ加減一つ」で完全に支配されています。そう「支配」って言葉がぴったりだ。だって、考えない日は無いから。

 

世間ではよく「ポジティブシンキング」とか「アトピーを受け入れて幸福度を上げる」とかいう人もいます。でも私は自分に嘘をついたり、思い込ませたりするような事はしたくない。

アトピーで気分が落ちた時の切り替え方

アトピーで落ちた気分を切り替える方法は、「自分の気分は、自分で決める」と声に出して言う事だ。私はこの言葉を口に出して言う事で、アトピーの事実と、自分の気持ちを切り離す。それだけです。

 

アトピーに囚われて、自分の気分をマイナスに引っ張られず、自分の気持ちは、自分で決める!

 

事実と気持ちを分離する作業は、慣れが必要だけど、「で?」という簡単な言葉を足すと、自分の気持ちが一歩前に進みます。

 

例えばこんな感じです。

 

昨日は痒くて寝付けず、睡眠不足で辛い。。。で? 

 

その後の言葉は、今日はお気に入りの靴を履いて出かけよう。とか、昨日買っておいた美味しいパンで朝食だ!

 

ごきげんになるワードを添えます。最初は無理やりでもいい。でも、美味しいパンを食べて、お気に入りの靴を履いて出かければいい。ごきげんになる事実のキーワードを足します。

 

自分の気持ちを、自分で決めるのです。アトピーなんかに、引っ張られない。

スポーツ心理学で使われる方法

私がネットでたまたま「スポーツ選手の心理」について調べていた時に出会ったもので、その業界では有名な「辻 秀一」というお医者さんの唱える「フロー」という心理学のメソッドがあった。

 

フローというのは、マインドコントロールとか、人を操るとか、変な宗教とかでもなく、ちゃんとした心理学の分野で言う所の「人間の状態」をいうようだ。似たような言葉に「ゾーン」というのがある。

 

フローは「パフォーマンスが上がり、集中力が上がる精神状況を、意識的に作る事」を言うそうです。私達は、怒りや悲しみ、憎しみや不安、喜びや楽しみなどの、たくさんの感情にがありますが、よいパフォーマンスを出すために、フローを使うそうです。

 

イチローや、錦織圭、吉田沙保里などのアスリートのメンタルがそうです。どんなに辛く、気持ちが落ち込んでいても、関係なく目の前の事に集中し、パフォーマンスを発揮する。

 

そっか、超一流のスポーツ選手って、こんな風にメンタルを整えているのね。
こりゃ、強いわ

 

辻先生のHPのトップに「すべての人のQOL向上のために」という文字が書かれています。QOLとは「生活の質」です。辻先生はこの考え方は、トップアスリートなどの、特別な人でなくても使えると言っています。

 

外部リンク:辻先生のHP 

 

私は「フロー」をアトピーに当てはめてみました。

 

辛いなぁ、嫌だなぁ、面倒くさいなぁ、と思っても、そう思う自分の気持ちは置いておいて、ひたすら決めたことをする。

 

そうする事で、負の気持ちと自分を切り離して、自分の行きたい方向に向かう。自分の気持ちを、自分で決めます。

 

やる事、やるべき事、決めた事とは、「アトピーの改善のために取り組む治療」。体が痒くてしんどい。痛い。悲しい。そういう自分は認めつつ、やる事をする。

 

その一歩一歩が、自分の実績になり振り返った時に、ものすごい自信になる。この方法で効果が無かったと解っても、前向きに進めていた事実は変わらないので、自分はちゃんと歩いてきたという自信になります。

 

エジソンは、失敗を失敗とは言わなかったそうです。「この方法がうまく行かないという事が解った!」そう考えたそうです。これも、自分の気持ちは、自分で決める。だから最終的に成功しているかもです。

 

あなたの気持ちは、あなたで決められます。ごきげんが手に入ります。

現実逃避ではない

でも、「今の自分がどん底に悪くて、そんな体を見ないふりをして気持ちだけなんて切り離せない。だって、痛いし、痒いから・・・」そう思う気持ちは、どうしたらいいのでしょうか。

 

そういう人は、ちゃんと自分のやるべき事を決めていないのではないですか?あなたが、自分のアトピーに対して、どんな治療をしていくのかを、ちゃんと決める事です。今の治療の計画は、何日まで何をする事ですか?

 

その方法が合っているのか、間違っているのかではありません。やってみないと解らない問題だからです。立ち止まるのではなく、やるべき事、やるべき治療を決める。

 

今の状態を脱するには、何かを始めないといけません。行動です。そして、行動しながら、自分の気持ちを、自分で決めていく。ごきげんな部分をいっぱい作っていく。

 

アトピーのQOLは、そこにあると私は思います。

過去の私は

気持ちの切り替えが出来なかった時の私は、体調が悪い時などは特に、感情のコントロールが出来ず、他人に対して攻撃的であったり、妬んだり、無意味に人を否定したりしていた。

 

たぶん、体調不良のストレスを、どこかにぶつけたくて仕方なかったのかも知れません。気持ちに波があり、集中力も続かない人でした。

 

アトピーは「目で見える病気」なので、ダイレクトに気持ちが落ちる。私は朝、何度「今日は仕事休みたい・・・」「今日は誰とも会いたくない」と思ったことか。

 

でも今は、気持ちのコントロールもアトピー自体のコントロールも出来るようになしました。するべき事をして、ごきげんでいるようにしただけです。

 

 

noteにコラムも始めました。ぜひ見てください

アトピーへの想いや、私の生き方をつづりました。

 

アトピー治療で心が苦しくなったら、息抜きしに来てください。

 

https://note.com/raijin0423  → リンク

コメント