アトピーが上手に脱ステをする方法

アトピーの上手な脱ステロイド アトピーと薬・サプリ

今回は脱ステを上手にする方法についてお話をします。アトピーの治療に、ステロイド軟膏や内服、注射を使う人もいるので「脱ステ」についても知っている人は多いと思います。

 

まだ脱ステをしたことないと言う人や、脱ステに取り組みたいという人もいると思いますので、今日は「上手な脱ステ」を紹介します。経験者の観点からお話します。

 

なお、脱ステが必要な事なのかという疑問や、ステロイドとは何モノか?という話は、別のブログで解説しますので、今回はありません。

アトピーが上手に脱ステをする方法

やる事は1個なのです。ステロイドを止めるだけなのです。しかし、上手にしなければいけない理由があるからです。では、上手に脱ステする方法です。

 

①脱ステできる病院で入院する

 

この1択です!どこの医者でも良い訳ではありません。脱ステを受け入れてもらえない病院になります。アトピーの脱ステが出来る専門の病院、または施設が全国に少ないですが数か所あります。

 

有名な所ですと、阪南中央病院・淀川キリスト教病院・ナチュラルクリニック21・尼崎医療生協病院・上尾二ツ宮クリニックなどがありますが、いきなり行っても受け入れてもらえないので、事前の予約や相談がいると思います。

 

また外来で、ステロイドを使わない治療が出来る病院に先に行って、必要度合いを相談し、紹介してもらう方が良いかも知れません。

 

その場合は、自分の家から近い「ステロイドを使わない病院」が探せます。

 

外部リンク → 全国のアトピーにステロイドを使わない治療が可能な病院

 

入院した病院では、ステロイドを塗りませんが、その代わり何かをしてもらえるかと言われると、特にないようです。ステロイドから離脱するサポートをしてくれます。自然治癒とか自己免疫力を高めるような指導はあると思いますが、たぶんそれは治療としてではなく、生活指導です。

 

入院は「ステロイドを止める」という目的ですので、保険はききません。自由診療。つまり、全額自費です。(感染症などにかかった場合に、治療として抗生剤の投与などは保険適用だと思います)

 

生活指導の部分を、問診扱いとてし保険治療をしてくれる場合もありますが、医療行為になるもの以外は、はやり自費になると思います。

脱ステの方法が一択な理由

ステロイドを止めるだけですので、自分で「や~めた!」と塗らなくなれば、脱ステのスタートです。たぶん2・3日で、ステロイド離脱症状が出始めます。じつはそれが地獄なのです。

 

皮膚のコンディションを見誤ると、感染症にかかります。感染症の種類や、出る場所によっては、命に係わる時もあるので、自宅での脱ステは向いていません。

 

ちなみに私は、自宅で脱ステして、感染症になり、危ない状況になりました。昼ぺスに感染し、出た場所が顔面のあまり良くない場所だったので、脳炎になりそうだったと言われました。自己流の怖い所がこれです。

道のりは長く、いつまでかは不明

使っていたステロイドの強度や期間によって、脱ステの長さは変わります。外用として使ったステロイドが、抜けるまでは、人によってバラバラで、元々の治癒力や免疫力も違うので、入院期間に違いが出ます。

精神体な支え

どんなに家族やパートナーが親身になってくれても、アトピーの当人でしか解らない事はあります。脱ステ中の肌の状況などを含め今の自分がどの程度の回復状況なのか、とても不安になった場合でも、聞く人が自宅にはいません。

 

家の中で自分だけがアトピーという孤独感もあり、精神的な面でいうと病院の方が安定します。気持ちの寄り添いも必要ですが、脱ステの最初は医療の判断が必要な場合があます。私の感染症の時がそうでした。

身の回りの世話

全身の皮がめくれます。壮絶な痒みで、皮膚が掻き壊れ、血と浸出液で衣類や寝具が汚れます。部屋の床は砂のように落屑で汚れます。洗濯も大変です。それは、毎日続きます。

 

看病する側も精神的に追いこまれる場合もあり、アトピー当人からのイライラもぶつけられる事もあり、お世話も簡単ではありません。

金銭的な事情

リアルな話、金銭的な負担は大きいです。入院の方が治療に関しては安心安全で、回復も自宅での脱ステよりも早いかも知れません。しかし、本当にお金がかかります。

 

治療費というのは少ないのかもですが、ベッド代・食費・リネン代もかかり、基本的に自由診療なのと、施設や院内でおススメされる治療(温熱治療や光線治療、バイオ風呂など)がある場合、医療行為でないものは保険がきかず、全額個人負担です。月30万~だと思います。

どうして薬を使いたくないのか

脱ステをする上で、これをちゃんと考えておいてください。なぜ脱ステをしたいのか。漠然と「ステロイドが怖いから」とかそういう理由だけで脱ステを開始する事は、自分を見失います。

 

脱ステをなぜしないとダメなのかを、しっかり自分で納得して実施してください。「脱ステ、やっぱ止めようかなぁ。。。」という人が多い。それくらい辛い事でした。

全てを判断するのは自分

最終的に自分で、する・しない の判断ができていればいいのです。一番ダメなのは、自分の判断で決めていない時です。人任せ、医者任せでは絶対にダメです。全責任は自分にあります。あなたの体なので、自分で決める。

途中でやめるのもあり、またやるのもあり

最初から入院できる人はある意味ラッキーだと思います。仕事や勉強や、家の事よりも治療に専念できるって、うらやましい事です。ただ、大概の人は入院までに踏み切れない。その場合、一番脱ステに近いのは、「通院」による治療と自宅での脱ステになると思います。

 

通院による治療になれば、皮膚のコンディションを先生に診てもらえて、ステロイド以外でのケアの方法も聞けます。自宅での療養になるので、入院費やベッド代・リネン代はかかりません。

 

その代わり、身の回りのお世話などは、誰かに頼む事になるので、その辺りは協力者と相談になると思います。

私の現状

私は脱ステを2回試みました。そのうち1回は「地獄でした」。入院し投薬治療に戻し、社会復帰するも不摂生がかさみ、2度目の入院をしました。

 

でも実は、完全な脱ステは、その時一回だけです。結果的に感染症にかかり、中断せざるを得ない状況でしたが、一時期でもステロイドを止めたことで、副腎や肝臓や腸の自己免疫力を上げることが出来たので、その後の回復は早かったのです。

 

完全ではない脱ステというのは、今でも結構な頻度でやっています。私はステロイドに依存する事を止めたのは変わらないので、食事や運動や、他のケアを中心に、上手にステロイドも使っています。

 

アトピーがコントロールできるようになってから、本当に楽に暮らせるようになり、仕事も遊びも飲み食いも、温泉も海水浴も今は大丈夫になりました。

 

激しい運動をして汗をかいたり、徹夜でブログを書いていてた、大きく体調を壊す事はありません。また、体調を大きく崩す要因を自分で把握しているので、悪い事を続けなければ、日々の簡単なケアだけで大丈夫なのです。

 

あなたのアトピー対策と比べてみませんか?参考になるものがあるかも知れません。

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noteにコラムも始めました。ぜひ見てください

アトピーへの想いや、私の生き方をつづりました。

 

アトピー治療で心が苦しくなったら、息抜きしに来てください。

 

https://note.com/raijin0423  → リンク

 

 

 

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