アトピーは一生 薬や治療が必要なのか

アトピーは一生薬や治療が必要なのか アトピー症状

アトピーの治療で、薬を使ったり、サプリを使ったり、整体に通ったり、それぞれの思いで、色々みんなやっている。ただ時々、こんな風に思ったりする事もあるとおもう。

 

「これ、一生 やっていくのか・・・」

 

調子が良くなったり、前よりも痒みや炎症が治まった場合、悩みは次の段階に必ず行く。一生ずっと、それに縛られるのか?

アトピーは一生 薬や治療が必要なのか

アトピーは治る

答えから言うと、一生治療する必要は無い。

 

アトピーの自分とちゃんと向き合い、自分のやり方を見つけれた人は特にわかると思うけど、コントロールできるようになると、極端に楽になる。アトピーを扱いやすくなります。

 

そうなってしまうと、当然段々と感覚を空けたり、必要に応じてすればよいだけになり、「一生」というものから解放されます。

 

ただし、治療には段階があるので、その道にたどり着くまでには段階があり、やる事も変わってくる。

現段階の症状の見極めをして方針を決める

アトピーの治療方針

重症

たぶん、重症の人はまず、一生続くのかという治療の話よりも、今のその症状を何とかする事を考えた方が良い。

 

火事の時に、明日の仕事の事など考えなくてもいい。今すぐ、火を消す事を優先するべきだ。

 

ただし、その消し方も、本人の意志や体の症状によって対応が違うので、症状を診てもらいながら、方針を決めるべきだいと思う。自分勝手に判断をするべきではない状況だと思う。とりあえず、今の段階を脱してほしい。

中度・軽度

自分のアトピーの波を感じている人で、どう乗り越えるかを考えている層だと思います。きっと楽な治療で済んでいる人はいないので、アトピーを抑えるために、毎日頑張っている人が多いと思います。

 

そんな人ほど「これが一生続くのか・・・」と思うのではないですか?昨日調子良かったのに、今日いきなり悪くなった。同じところ行ったり来たりして、先が見えないループに入った絶望感を、私も経験しました。

 

私がこのレベルを脱したのは、「自分の調子が良い時の少し前」と、「調子が悪くなった少し前」に注目してからです。

 

やはり何かの影響があって今の自分がいます。生活の観察をします。行動だけでなく、ストレス的な事にも注目すると良いと思います。どこへ行ったか、誰かと会ったとかもそうです。

新薬を使って症状が緩和した人

ここ数年に登場した新薬によって、劇的に体の状態が回復された人がいます。私は本当に嬉しい。この薬が私が若いころに有れば、私の人生はどうなっていただろうか。重症から脱した人が、私のTwitter仲間には沢山いる。

 

ただ、その仲間達の中でも心配されるのが「今後はどうなのか」だ。定期的に継続しないと抗体が出来てしまう?とか、ステロイドと同じように効かなくなるのでは?という意見を言う人もいる。

 

現段階ではわかっていない。医者ですら、様子見なのです。だから余計に、自分の身体を観察する必要があると思う。もうアトピーが出なくなったからOK!なんて事は無い。

 

万が一その薬の効果がだんだん弱くなってきても、たぶん医者も「そうですか」しか言えない。新薬はまだ、見えない部分の方が断然多いのです。

 

今良くなっている状況を、少しでも長く出来るように、「どう考えてもダメだろう」という無茶な生活をしないで欲しい。俗にいう「体質が変われば」というのも、薬によって変わった体質であれば、私達が制御できる範囲でなないままだ。

 

とは言え、普通の生活を送る事が出来るレベルまで上がった事で、精神的な負担が随分無くなったのではないでしょうか。重度の苦しみを知っている分、私は本当に嬉しいのです。

日々のスキンケアレベルの人

もはやこの領域の人は、毎日やっている事を「治療」としては捕えていません。「日常のスキンケア」まで落とし込めると、もう自分をアトピーとすら認識してない人もいると思う。

 

朝起きた時の洗顔後の化粧水、保湿の為の乳液、お化粧をする人は色々あるが、基本的には朝はこれだけ。

 

夜の入浴後のケアも、カサカサした所にワセリンや乳液、ちょっと痒いとか炎症出てる所には、薬をサッと塗るだけ。

 

それくらいのレベルだと、「これを一生やっていくのか・・・」とは悩まない。一般的な人と同じだからです。自制をし、ここまで頑張っていた人はきっと、もう自分のアトピーのコントロールが出来る人だと思う。

 

このレベルを「アトピーが治った」という人もいると思う。よく頑張ったと思う。ここの領域は、皆が目指せる所だと思います。重度の人でもたどり着ける場所だと思う。

私の現状

自慢をしている訳ではないが、例として書きます。私は現状、朝の洗顔後と夜の入浴後のみのケアだけです。5分かかりません。

 

抗ヒスタミン剤を朝晩1錠ずつ。肌の調子が乱れてきたな?って時はタンパク質やビタミンサプリや抗酸化サプリを使います。飲むだけなので、時間はかかりません。

 

たまに皮膚科の定期受診を忘れたり、ビタミンサプリを買い忘れても、数日~1週間の服用がなくても、急激な悪化などありません。症状が出るようなら、量を考えながら使えば良い。

 

ただし、今調子が良くても、アトピーの体質である事は変わらないので、生活習慣や食事・運動で、アトピー反応の出にくい身体に変えていく事が、自分を守る方法だと思っています。

一生治療が必要だと言う人や病院は

アトピーを治らないという人

たぶん、何かを売りたいんでしょう。

 

「そんな方法ではダメだ」とか「この方法じゃないと治らない」とその人は言う。アトピーの事をすごく研究してきて、随分と自信に満ち溢れている人で権威性バッチリな感じ。

 

私は思う。この人は、化粧品が売りたいの?健康食品が売りたいの?治療法が売りたいの?その人が何屋さんかを見ると良い。

 

その方法で、誰かのアトピーが治せるのかも知れません。選ぶのは私達患者。患者側もしっかり勉強して、自分にあったものを「自分で考えて」選ぶようにしないといけないと思う。

これからのアトピー治療に必要なもの

アトピーの治し方を知る

私はアトピーが一番爆発していたのは、今から約30年前の大学生の事。そのころはインターネットが普及していなかった。情報は新聞とか雑誌、テレビやラジオだけだった。

 

今は、自分で集めようと思ったら、いくらでも良質な情報が探せる。ただし、情報の量が多すぎで、詐欺みたいなものもある。選別する能力が求められる。

 

今後アトピーの治療は、別の段階に入ります。新薬の情報を見ていると、治療が加速度的に向上する気配だ。ただしこれも、多様化してくる治療のうち、どれを選ぶかも、自分で決めなくてはいけない。

 

アトピーは治らない病気ではなくなると思う。ただし、アトピーを治すために必要なものは、情報を選別する力なのかも知れません。意識的に学ぶ人から、アトピーから解放されると思います。

最後に

40年以上をかけて、私がアトピーに対してやってきた事や、今かなりコントロールできるアトピーになり快適に生活できるようになった事例を紹介しています。あなたの方法として使える物があれば幸いです。興味がある人は、覗いてみてください。

今まで、色々やってきて、でも成果が出ずに、もう何から手に付けて良いの解らず、どこに相談し良いのか解らない人もいるので、そういう人の相談にものっていいます。アトピーの当人だから話せる事もあるので、良かったら声をかけてください。

 

 

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