アトピーに抗ヒスタミン剤は有効か

アトピーに効く抗ヒスタミン剤 アトピーと薬・サプリ

私は幼少の時代からアトピーで悩まされてきました。現在はコントロールできるようになったので快適ですが、当時使用していた薬はステロイド軟膏で、20代の前半の一番ひどい時には、ステロイド注射をしていたくらいです。その後全部効かなくなり、廃人になりました。

 

過去の苦い思い出があるので、薬に頼ったアトピー治療はしたくないのですが、生活の改善や仕事など、根本から変えられないものがあるので、悩ましい所です。

 

試行錯誤の末、薬を上手に使う事を選択することは、この世の中で生きていくうえで、ベストな選択肢かもしれません。

 

とはいえ、どのように使ったら良いのかについて、一通り調べてみたので、今回は「アトピーに対して抗ヒスタミン剤は有効か」を私の経験を踏まえて書きます。

 

既に抗ヒスタミン剤を使っている人も、興味がある人も、一度目を通してもらうと、知識をアップデートできると思います。

アトピーに抗ヒスタミン剤は有効か

結果から言うと、私には効果がありました。痒みが止まる、もしくは鈍くなります。ただしこれは、アトピーの直接の原因に対して対応できているわけではないので、注意が要ります。その点について3つポイントがあるので、解説します。

 

また、抗ヒスタミン剤の副作用と、抗ヒスタミン剤の止め時に関しても、私の経験からの対応策と方法をお話します。

①「かゆみ」の原因になるヒスタミンを抑える作用によって、痒みが弱くなる

ヒスタミンを簡単に例えると、私たちの体内にある異常を知らせてくれる「センサー」とか「信号」みたいなものです。

 

このヒスタミンという物質が私達の身体に信号を発信します。

 

通常に働いてくれる場合には、問題ありません。逆にヒスタミンが体内に無いほうが問題になります。

 

ただし、1980年代から急激に社会が発達したころで、世の中に「アレルギーの物質」というものが増えました。

 

便利になった世の中では、時間というものが昔よりも早く感じます。どこかの研究では、江戸時代に人が一生に得られる情報量は、現代社会では、1時間かからないという報告もあるそうです。

 

そうなると当然ストレスも多く、私達は常にストレスを浴びつつけています。ストレスに対してもヒスタミンは沢山排出されるのです。

 

この辺りは別のブログにまとめているので、そちらを参照

リンク → 「アトピーの痒みの原因?ヒスタミンとは」

抗ヒスタミン剤は、過剰に発生したヒスタミンを鈍らせる、もしくは働きにくくする作用があります。

②ヒスタミンだけが痒みの原因ではない

ヒスタミンが痒みの原因になる場合もありますが、それ以外にも痒みの原因になるものがあるので、聞かない場合があります。

 

元々のアトピーの原因があって、痒みに繋がっているので、その原因を絶たないと薬だけに頼っていても改善は望めません。

 

個人差も、季節の違いも、食生活も影響するので、抗ヒスタミン自体が有効かどうかは、飲んでみて様子をみたいところです。

③抗ヒスタミン剤でも種類がいっぱいある

この分野までくると、自分で使ったものでしか言えないのですが、自分にとって「効くもの・効かないもの」があります。

 

一種類を大体1っか月くらい飲んでみて、効き目が感じられなかったら、違う物に変えても良いと思います。抗ヒスタミン剤と言えども、主成分や用量に違いがあるので、自分にピタっと合うものと、そうでないものがあります。

 

病院の先生の診察時間が短くて、中々聞きにくいという人は、薬をもらう「調剤薬局」で薬剤師に聞く方が、詳しく教えてくれますよ。

 

薬剤師さんの方が、薬に関しては知っている事も多いのかも知れませんが、お話する中で、「今日処方されているものを、ちょっと変えてもらった方が良いかもですね」と、病院に電話して薬の種類を変更してくれる場合もあります。

 

ドクターの特別な指示が無い限り、薬の種類は変えられますので、遠慮する必要もありません。堂々と言いましょう!

 

異常3つがポイントですが、次に副作用と、止め時の話をします。使い心地が悪かったり、明らかにそれを飲んで気分が悪くなるようなら、躊躇なく止めましょう。初めて飲む薬は、そういう意味で特に注意して様子をみてないといけません

抗ヒスタミン剤の副作用

昔は「抗アレルギー剤」という言い方をしたかもしれません。そういう言い方の物は「第一世代」という分類の抗ヒスタミン剤です。現在病院などで処方される抗ヒスタミン剤は主に「第二世代」の物です。

 

大きな違いは2つ。①眠くなりにくい ②飲み続けても胃腸、肝臓、腎臓などの臓器に影響はない という事です。長い間の蓄積のデータとして、そのようなことがエビデンスされているものですが、過信は禁物ですが、一応そのような”ウリ”です。

 

実際問題、私は抗ヒスタミン剤をもう、10年くらい飲んでいます。種類も10種類くらい飲みました。新しく変えた場合は、最初の一週間は特に様子を見ます。

 

第二世代と言えども、完全に眠気が無いかと言えば、そうではありません。用法てきに「乗り物の運転はNG」というものもあれば、そうは書いてなくても、仕事中ボーっとするものや、集中できなくなることがあります。

 

ちなみに、第一世代の抗アレルギー剤(抗ヒスタミン剤)は、かなり眠くなります。これは、私の個人体な使い方ですが、アトピーで痒くて眠れない時は、この第一世代のものを使う事で、眠くなってぐっすり眠れます。

 

しっかり深く眠れることで、掻かなくなるので、傷が増えませんし、治りも早くなりました。ただし、翌日に残る場合があり、フラフラしたり、ロレツが回らなかったりします。

 

ボーっとして勉強が頭に入らない度合いは、第二世代よりも感じました。飲むなら、夕方とかに飲んで、眠くなったら早く寝る!に限ります。

 

もう一つ「第一世代」の大きな副作用は、常用の禁止です。怖いので大げさに言いますが、こればかりに頼ると、臓器に影響がでるようです。飲んでも効かなくなります。多量の摂取や、長期の使用はダメだと思います。

 

眠れることで、その使用感や病みつきになりますが、絶対に常用は止めた方が良いです。とは言え私は、1日1回一週間の期間くらいでは普通に使います。

 

その間にしっかりある程度のレベルまで、アトピーを回復させます。何度も言いますが、薬だけに頼っていないので、私は運動も食事(サプリ)もやっています。

 

どれか一個に偏るような治療は、アトピーの対策としてもろいし、コントロールできなくなるからです。コントロールできるアトピーになれば、とっても快適に生活を送れます。

 

その辺りは、こちらを参考にしてください。私自体のやり方なので、参考にできるところだけ、パクってください。

リンク → 「2020年 アトピーの治し方 10選

抗ヒスタミン剤の止め時

第一世代の物に関しては、常用を禁止なので、1日1回で一週間くらいの様子見でいったん止めます。辞めた後にまだ出るようであっても、少し期間を開けた方が良いと思います。

 

病院に使っていた薬を持っていき、事情や使用経過を説明すれば、それに似た効果のある第二世代を出してくれます。

 

ドクターの中には、アトピーに抗ヒスタミン剤の効果をうたわない人もいます。それは先述したように、アトピーの原因自体が、ヒスタミンだと特定できるものではないからです。

 

とは言え、それと使って痒みが治まったのであれば、それを言いましょう。勘彌が困っているのに、自分の治療方法のみを押し通すような医者は、医者ではありません。代替え案や、私達に改善方法を教えてくれる医者が、私たちに必要なお医者さんです。

 

堂々とすればいいのです。医者は病気を治す助けをする仕事。私たちは当事者である患者。どっちの意見が正しいか。医学的根拠が絶対ではないのです。

 

この辺りも、記事にしてあります

リンク → 「アトピーの皮膚科との付き合い方

 

とは言え、先生とケンカしてもアトピーは治りません。話の内容が脱線したので、戻しますが、「第二世代」の止め時も、処方された分を飲みきったら、少し期間を空けます。

 

私の場合は、一か月に一回受診をしていて、一か月分出してもらっているのですが、無くなったら、少し期間を空けて、肌の調子が悪くならなければ、そのまま止めちゃいます。

 

また出てきたら病院に行って、「先生~、抗ヒスタミンくださ~い」と言います。季節によっては飲まなくていい日もあります。その辺りは自分の身体を中心に、医者に相談してください。

 

私の場合は、「止めると出るなら、飲み続けてた方がいいよ。悪くなると、苦痛だし、治り時間かかるでしょ」と言われ、常用しても大丈夫なものを出してもらっています。結果的にそれが「第二世代」というものです。

市販薬の抗ヒスタミン剤

ほんとに何度も言いますが、薬は手段であり道具なので、それが治療のメインにならないようにしてください。

 

とは言え、アトピーの傷を悪化させない・長期化させないというのは、一番いい方法だと思います。私もその考え方に賛成です。病院が休みや時間外の時などに、ドラッグストアで買える商品があるので、ご紹介します。

 

リンク → 「アトピーの痒みを内服の市販薬で1秒でも早く止めたい

 

最後に

長いブログになりましたが、読んでもらってありがとうございます。これからも「ライジン@アトピーでも快適に生きる道」のブログ よろしくお願いします。

 

あなたのアトピー対策と比べてみませんか?参考になるものがあるかも知れません。↓

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2020/05/29更新 世間に色々あるアトピーの治療法から、私が選んだ10選。この組み合わせで、アトピーが良くなります。コントロールできるようになれば、楽に快適に暮らせます。

 

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