アトピーの皮膚科との付き合い方

アトピーの医者との付き合い方 アトピーの人が学ぶ事

今日は月一で行く皮膚科の日でした。私は、抗ヒスタミン剤とステロイドの処方を、月1でしてもらっています。

 

それくらいの使用量で、ここ10年近く変わりがありません。大きく体調を崩したり、思いっきり不摂生したりしない限り、自分の身体のアトピーをコントロールをする事が出来ているので、本当にありがたい。

 

コントロールの仕方や、見つけ方に関しては、機会があったら書きたいと思いますが、アトピーの人は、治療方法もそれぞれだし、考え方や環境もあるけど、結局、自分の「アトピーとの付き合い方」を見つけないと、慌てることになって精神的にも悪いです。

 

私は薬や保湿剤を使う治療をしているので、皮膚科にお世話になっていますが、実は皮膚科との付き合い方を決めている。付き合いというよりも、皮膚科の使い方という方が良いのかもです。

 

あらかじめ言っておきますが、皮膚科の先生をバカにしているとか、医学に落胆しているとかではありません。特定の先生が嫌なら、そこに行かなければ良いだけの話。逆にいうと、私は特定の先生に依存もしていません。

 

先生が治してくれると思っていないからです。もしあなたが特定の先生の言う事を聞いて、その通りの結果が出ているのであれば、その行動を変えない方がいい。アトピーをその先生に診てもらう事で解決するならOKだと思います。

 

ただ、いつものように薬をもらいに行って、「じゃぁ、いつもの出しとくね」と言われて帰ってきているのであれば、思考停止しているので気を付けなくてはいけません。

 

今回は、自分のアトピーに対して、どうやって医者と付き合うかについて書きます。興味ある人は参考にしてください。

アトピーの皮膚科との付き合い方

研究医とか、大病院とか、公共系の病院はちょっと違いますが、いわゆる町の皮膚科の話です。

 

町の病院は今、患者の取り合いです。でも、たぶん「皮膚科」に関してはまだつぶれることは無いでしょう。それはそれだけアレルギーなどが増えて、皮膚の疾患で病院に来る人が増えているから。

 

だから、休み明けなどは当然ですが、ものすごく混んでいませんか?初めての病院だと問診表の記載など、診察に呼ばれるまでに何十分も待たされる。

 

私たちは暇なわけではないので、すぐに診てもらえて、処置や薬を早くだしてくれる病院の方が嬉しいのです。しかし、それを繰り返す事は、アトピーを無駄に長びかせる原因になります。

薬だけ貰いに行ける体制

本当に忙しい時、経験ありませんか?受付で、「薬だけ欲しいのですが・・・」と。診察券と保険証を出して、受付で交渉します。返事は「じゃぁ、次回は必ず診察してくださいね」。

 

便利なんです。便利ですけど、これって本当に良い事かと言えば、NOだと思いませんか?保険請求的は話ではなくて、アトピーにとって良いのかと言えば、絶対にNOです。

いつもと変わりませんという受け答え

診察室に呼ばれて、椅子に座ります。先生がカルテを見ながら「どうですか~、調子」と言ってから、こちらをチッラとこっちを見ます。

 

初診ではないので、先生も「あ、一か月かぁ。。。まぁ、変わらずだね」と言い、自分も「まぁ、変わらずです」と返す。

 

何しに行ってるんでしょうか。変わらずって効果なかった事ですか。それとも、悪くならなくて、良かったね!この調子で行きましょう! でしょうか。。。

 

季節が変わってきたので、薬を軟膏からクリームに変える事を聞いてみたら、「クリームだと、けっこう擦れて取れちゃうからねぇ。どうする?」と。

 

患者に優しい診察なのか、患者任せなのか、とうする?って、どうなんでしょうか。患部をみて、ここにはコレ!指定してくれないの?

患部を見せたくないという心理

私:「ちょっと最近、治りが悪所があって・・・」

先生:「ん? どこどこ?」

私:「(陰部と)背中と、頭です」

先生:「じゃぁ、診せて」

 

本当に困っている部分が、恥ずかしい場所だったりすると、なかなか見せたくない心理、有りませんか?結局見せたのは、片口をチラ見せして、あとは頭部だけ。

混んでいると行きたくない

コロナの影響もあったり、インフルエンザの時期だったり、病院に行って、違う病気をもらって帰ってきては意味が無い。それに、待つ時間が多いのは、アトピーにとってもかなりのストレスになります。体が重度の症状の時は、動きたくないし、寝ていたい。

 

せっかく病院についたけど、この混みようにうんざりしてしまう。だから、診察も適当に答えてしまう。いつもの薬だけ欲しい、早くしてくれと、心の中の自分が叫びだします。アトピーではなくて皮膚科に来ている人の目も気になる。

聞かなきゃいけない事を聞かない

私のアトピーは、この薬で治りますか?と、ちゃんと聞けている人は、果たしてどれくらいいますか?そして一か月後の再診で、「この薬でここまで良くなった。ここには効かなかった」と言って見せたことがありますか?

 

先生からも「ここまで良くなったら、次は一段弱い、これにしましょう!お風呂上りと、朝に、こーやって手に伸ばしてから、こんなふうに患部に塗ってね」と、丁寧に支持をされた人は、どれくらいいますか?

 

「この薬をぬると、余計に痒くなります」とか「この薬飲むと、眠くなりすぎます」。自分にとって重大な事に繋がるかも知れません。

 

薬や使い方が変わる場合、ちゃんと聞けていますか?医者では生活スタイルや仕事のストレスとか、一度でも聞かれた事がありますか?私は町医者で、生活指導をしてもらったことは一度も有りません。そういう診察は、申告制なのでしょうか。

「治りますか」の問い

この質問に、ちゃんと答えれるお医者さんでしょうか。でも最初からこの答えは決まっています。NOです。治らないという意味ではありません。

 

その質問を先生にしても意味が無いという事です。先生がアトピーを治してくれるのではありません。先生は私たちが治っていく事を、助けてくれるだけです。

 

自分が主体である事を忘れない。だから最初の質問に先生が「私の言う事を聞いていれば、治ります」という先生は、ちょっと商売に走ってるか、怪しい医者です。

 

私達のアトピーは100人100用。皮膚科の薬も、治療のうちの1つの手段です。治す努力をするのは私。主役は自分です。

自分で調べたり、観察したりする力

私は薬に依存していません。薬に依存しすぎて、ある時ぱったり効かなくなりました。どんどん強くなる薬のレベルに、少し「怪しいなぁ・怖いなぁ」と思っていましたが、そういう怖さの説明も無かったし、効きが悪くなってきた事も、自分からは言ってなかった。

 

全く効かなくなってから「先生、全然痒みが治まりません」と言った時、「うちではもう診れません。大きな病院を紹介します」と言われました。

 

塗り薬はもう最強レベル。ステロイドの注射も効果が1週間もちません。調べてみたら、「ステロイド依存症の可能性」既に私の副腎は機能してない状況だったと思います。そして慌てて脱ステし地獄を見ました。

 

何も考えず、医者から出してもらった薬をただ使う。様子も見ずに、ダラダラと。先生の言う事を聞いていれば、治る・・・なんて事は無かった。今はネットもスマホもあるので、タダで調べ放題。薬の事も、塗り方も、怖さも、全部Googole先生が、教えてくれます。

様子を診るプロ 自分の事は自分が一番詳しい

治っていく様子を毎日見ていると、変化がなかなか解りずらい。逆に、悪くなった時は急にきたりする。朝起きて、見知らぬ傷と痛みにガッカリする人も多いはず。

 

だから、治っていく様よりも、悪くなった日に「たぶんこれかな?」って原因をメモしておくことは、あとあと自分のためになります。面臭い人は、自分から自分にラインとか、メールとかするのがおススメです。

 

そういう積み重ねで、ちょっとずつ自分の事に詳しくなる。悪くなった理由が解れば、それを避ける生活とかすれば、大きく体調を崩さなくなる。

 

そういうのって、医者ではわからない。病院では教えてくれない治療方法です。実はこれが、一番最強の治療方法。大先生よりも自分の方が、自分を知っている状態。治すのは自分です。

 

こう考えて私は、町医者に通っています。貰う薬もいつもと一緒、先生との会話もほぼ一緒。だけど、思考停止はしていません。言われたとおりでもありません。私は私を見るプロであり、私のアトピーはコント―ロールできる状態です。

 

特別な事ではありません、あなたにも十分できます。

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2020/05/29更新 世間に色々あるアトピーの治療法から、私が選んだ10選。この組み合わせで、アトピーが良くなります。コントロールできるようになれば、楽に快適に暮らせます。

 

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