前回までのお話で、症状に対する外側からのケアについて書きました。
私の周りにも、同じような症状の仲間がいて、考え方や取り組みも違い、
症状の重さによってマインドと言うか、考え方が前向きだったり、後ろ向きだったりですね。
ただ、そんな仲間で共通するのは、外側からのケアに重点を置いても、解決はしないということ。
ジュクジュク系やカサカサ系であっても、良い日もあれば、悪い日もある。
それによって塗り薬を変えても、症状が出ているのを抑えているだけな気がする、とみんな言います。
肌からの直接の刺激で炎症が出ている人は別として、
内側からの対策が根本対処だという事は、認識的に一致しています。
自分の体が悪くなる前兆がある
私の場合、小児の時の細かい事は覚えていないのですが、
自分の体が悪くなるという前兆とかが、最近では分かるようになってきました。
食べ物アレルギーによって出る症状の事ではありませんが、
「これをたくさん食べると悪くなる」とか、睡眠不足や疲れが出てくると、悪くなりました。
以下に、自分の行動のなかで、こんな事をすると痒くなる、という事に気が付いた点を列挙します。
こんな事が続くと、私のアトピーは暴れ出す
ジュース
コンビニのお弁当
タバコ
ハンバーガーより、ポテトをたくさん食べると痒い
ラーメンを、週3回以上食べると痒い
仕事を含む、対人関係などのトラブルやプレッシャー
お菓子を食べる(外国製のチョコレートでは、痒くならない)
肉系の食べ物を食べる
夜中の飲食
早食い
悪くなる場合の5つの共通点
細かく挙げれば、もっとあるのですが、共通点をまとめていくと、以下5点になりました。
①塩分の多いもの
②砂糖の多いもの(精製された白砂糖を多く使ったもの)
③保存料・着色料の入った飲食物
④空気が悪い所
⑤ストレスや体力を回復するだけの時間が取れていない時
①②③は食べ物
④⑤は、外的な要因でしょう。
タバコは止め、部屋の清掃をこまめに行うのは、自助努力なのですが、
①~③は、食べ物を気をつければ良いだけなので、
以下の【6個の取り組み】をする事にしました。
6個の取り組みやったら、10日間で痒みが減った
結果はすぐには出なかったのですが、
「あれ?そーいえば、最近、そんなに痒くないなぁ」と実感するのに
10日もかかりませんでした。
白砂糖(上白糖)をやめる
最初は、「三温糖」に。現在は、「てんさい糖」を利用しています。
ちょっと高いのかな?
体を冷やさないという効果があるようです。
以前のブログ
「アトピーを悪化させる食べ物と、今すぐ出来る無料のアトピー対策」も参考になるとおもいます。
塩分の量を減らす
砂糖の代用は、あまり甘さを変えず出来るけど、
塩分は減らすと、何か物足りないと感じるのですが、一週間もしないうちに慣れました。
例えば、野菜炒め。
調理する段階で塩使うのを、食べる時にかけるように変えたり、
焼き鳥とかも、「塩控えめで!」って頼む程度でも、かなり違います。
また、食べ物の温度によっても、濃い薄いの感じ方に違いが出ますよ。
保存料や着色料などは、購入する前に成分のシールを見る
絶対入ってないのしか買わない!ってことはありません。
それらの排除された製品が、かなり高価だったり、欲しい物が手に入らないというのは、
生活も楽しくないからです。
最近は、普通にスパーで買えるものですら健康志向の食べ物が多いので、あまり気にする必要も無いのかも。
外食は味が濃いので、水分を多くとる
外食は、けっこう味の濃いものが出てくるのですが、楽しみたい方を優先しています。
自分だけ精進料理って訳にもいきませんし、周りのみんなと、シェアするのは、楽しいものですので。
その代わり、水をたくさん飲みます。
痒くなりそうな物を食べたら、早く出す(排泄)
「こんなの食べると、たぶん痒くなるよな」ってのを食べる時は、早く体外に出す事を考えます。
元々便秘気味なので、ヨーグルトを結構食べます。砂糖の入っていないのです。
酸っぱいだけで、食べたくなかったので、蜂蜜を入れてます。入れ過ぎて妻によく怒られます。
たくさん噛んで食べる
早食いは、消火されないままの食物を、異物としてアレルギー反応が・・・
という話を聞いたわけではないのですが、ちゃんと噛んで食べるようにしました。
(思いだしたときだけでも、一口30回噛む)
簡単に出来る事からやる。お金がかからない事からやる
当たり前と言えば、当たり前なのでしょう。
健康な人はこんな事しなくても、体に変化はないのでしょうね。
ですが、成人病の予防にもなりますので、健常者にもオススメです!^^
私の場合、『なんか最近、痒いぞ?!』って思った時、
6個の取り組みの何かが欠けているか、
外的な要因の④⑤を振り返ります。
まずはそれを改善するようにして、また10日間様子見します。
そんな状況を繰り返していくと、良い状態の体になってきたので、
余計に悪くなる自分の前兆に気がつくようになったのかも知れません。
私は、その前兆を「体からの声」と思っています。
今回までの事で、私が今いかにアトピーと接しているのか、知っていただけたと
思います。
廃人のようだった20~25歳
20~25歳くらいまでの、廃人のような自分の事を思い出すと、
今の自分がいかに良くなったかと感じることが出来ます。
現在も、調子悪くて、掻き壊して、体液が滲んだり、顔が真っ赤になって
仕事中でも、「今日は朝から酔っぱらってるのか?」と笑われることもあります。
私は、今の自分ですら、「まぁ、こんなもんだ」と思うのは嫌なのです。もっと良くなりたい。
治療に関しては、過去にかなりのお金をかけた事がありました。
入院もしたし、いろんな民間療法を試したこともありました。
一番ひどい時を超えた今では、そんなにお金をかけた治療はしていません。
今は、自分のアトピーの付き合い方が解った感じです。
「治った」「完治した!」って記事を見たりしますけど、
新しい治療にすぐに飛びつく事なく、自分のやり方を見つけた今では、
その記事に踊らされる自分もいなくなりました。
あなたにも、自分のケア方法を持っていますか?
私の考えるアトピー治療とは、どんな薬を使うかとかだけじゃないです。
生活のリズムやスタイル
何時に起きて、何時に寝る。運動の量
休日の過ごし方
友達や恋人、家族を含む、リラックスする時間の配分
食べ物
好きな物を食べるだけでなく、体に必要なものを採れているのか
仕事とストレス
アトピーの体であっても耐えうる仕事かどうか
仕事をとりまく環境(上司・同僚・部下や、通勤距離)がストレスになっていないか
そして、治療やケアにかかるお金
無理な仕事や生活をしていて稼いだお金でケアしても、
ドブにお金を捨てている事にもなります。
辛すぎる仕事や環境がアトピーを悪くしている事もある。
それに今では、在宅で仕事をする事もできるので、
アトピーが重症で家から一歩も出れなくても、治療費を充分稼ぐ事もできます。
トータルでアトピーのケアをしてますか?
あなたのアトピーは、絶対に良くなると思います。
少なくても、私と同じようにコントロールしながら、楽しく生きていく事できますよ。
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