アトピーのわがままな患者

アトピーのわがまま アトピーに対する考え

アトピーの患者はわがままです。私も40年以上治療をしてきたのですが、きっとわがままを言っていると思います。

 

ただし、わがままで良い部分と、そうでない部分があるので、今日はその点を深堀します。

 

わがままではダメな部分は、気を付けないとただのクレーマーで、最終的に自分に返ってきて、アトピーも治らないし、誰も助けてくれない事になるので、抑えておいた方が良いと思います。

アトピーのやって良いわがまま

”わがまま”というよりは、遠慮しなくても良いんだよ、という事です。2つ紹介します。

①病院では解らないことを ”納得がいくまで” 聞く

自分のアトピーに対して、ちゃんと向き合っている人は、自分の事を解ろうとしているので、何かしらの努力をしている人だと思います。

 

症状が重い人ほど、真剣に取り組んでいる人も多いと思います。私も自分のアトピーの原因を探るために、随分と時間やお金を使いました。

 

悪くなる因子を知る事で、改善できる部分があれば、積極的にやってみたい、そういう人は、納得のいくまで医療の専門家である皮膚科医に、いろいろ聞いたらいいと思います。

 

限られた診察時間であっても、自分で気になる所はどんどん聞いたらいいと思います。納得のいく対応が出来ない医者なら、他の医者に行けばよい。そういう意味で、自分が納得できるまでわがまま言って良いと思います。

②まわりの人に協力をあおぐ

治療のために、パートナーや家族に協力してもらいたい事は言いましょう。ただし、共同生活である以上、全てが聞き入れられるわけでありません。出来る事から始めれば良いのです。

 

食事の問題や、住居、衣類、家事など、色々アトピー対策でしたい事があるかも知れませんが、ちゃんと説明し、協力してもらう相談をしてください。

 

自分が思っている以上に、家族やパートナーは、アトピーの事を知らない場合があります。どんなに辛いのか、どんな事に困るのか、どんな事は出来るのか。そういう所からも丁寧に説明する必要があると思います。

 

見ればわかるでしょ!って言うのか、あなたの怠慢です。見ててもわかりませんよ。

アトピーのやってはいけないわがまま

”わがまま”というよりは、マナーですね。4つ紹介します。

①自分の治療を人にも勧める

アトピーの原因と対策は人それぞれ。アトピーの人であっても、他人にたいして「私はこれで治ったから、あなたもやりなさい」と言うのは、間違った接し方だと思います。

 

仮にその方法が良い解決方法であっても、その人に合うかは分からない。高額で続けられないかも知れない。求められてもいないのに、勧めない方がいいです。病院での治療であっても、民間療法であっても、同じです。

 

②病院で話を聞いていない患者

困って病院に行っているにも関わらず、先生や看護師さんからの指示をちゃんと聞いていない人がいます。病院で聞いていないのですから、自宅での治療がうまく出来る訳がない。

 

アトピー治療の場合、軟膏塗布や抗ヒスタミン剤を飲むなどの事は、患者が自宅でする必要がありますが、ちゃんと出来ていない人がいます。

 

その癖に「効かない」と言う人がいます。本当に効かないのであれば、相談しなければいけませんが、忘れていたとか、聞いてなかったなどの問題によって起こる問題があると思います。結局は、治るまでに長引いて、苦痛な思いをするのは自分です。

③アトピーが悪くなる事が解っている行動をする

体に悪いものを「今日のご褒美」だと言って食べ、もう寝る時間なのにスマホやパソコンでオンラインゲームやSNSをしたり、仕事でも過度なストレスを抱えながらも飲み会に参加する。

 

そんな事をしていて、本当に治す気があるの?と思うアトピーの人もいる。医者に文句は言えない。すべてを我慢しろとは言わないが、他で補うような努力も必要ではないのか。アトピーは、医療だけの力では治らない。

 

④パートナーや家族に当たり散らす

体の不調が続くと、イライラする気持ちが爆発しそうになる。一緒に生活する人の些細な行動や言葉が、アトピーの人に触り、ケンカになったり当たり散らしたりすることもある。

 

全ては、アトピーのせいだろう。でも、周りにあたっても仕方がない。気持ちはすごく良くわかる。痒くて、辛くて、悲しい気持ちをどうしたら良いのか解らない時がある。

 

そんな時こそ、アトピー同士の人とSNSで繋がると良いと思う。Twitterには、いろんなアトピーの人がいる。もちろん、自分に合う人ばかりではないけど、分かり合える人がいるので、話を聞いてこらう事も出来ます。ちなみに、私も結構出没します。

治療に関して前向きな人の方が、解決策が見つけやすい

自分の治療方法が、標準治療であっても、脱ステなどの治療であっても、民間療法であっても、それはその人の判断ですれば良いと思う。

 

その判断をするのに、とても迷います。治療にしたいしてどこまで出来るのか、色々調べたり聞かないと解らない事も多いと思う。

 

基本的に病院では、病院で出来る治療の事しか相談には乗ってもらえない。プライベートな話や、家の環境の事、仕事の事、やりたい治療が民間療法だったり、脱ステをしたいという悩みなどは、中々聞いてもらえるところはない。

 

でも、色々悩む事はとても良い事だと思う。それはアトピーを治す事に真剣で、前向きであるからです。自分の方法が見つかるまでは、とても大変だけれども、絶対に自分の方法が見つけることが出来ると思うので、諦めないで欲しいと思います。

 

私は、20代前半の時は一番ひどくて、寝たきりで何もできなかった。当時はインタネットも発達してなかったので、情報もネットの友達も居なかった。でも今はいろんな人と繋がれる時代です。

 

自分が主体的に動けば、いくらでも情報が手に入ります。コミュニケーション取るのが苦手でも、眺めているだけでも色々な情報が入るし、話しやすそうな人に絡んでいけば良いと思います。

 

最後に

あなたのしているアトピー対策はなんですか?私のものと比較する事で、何かヒントが得られるかも知れません。良かったら覗いてみてください。

 

 

 

コメント