私は小児アトピーが治りきらずに、中学・高校を経て、社会人になって症状が爆発しました。
成人型アトピーで長年苦しみ、仕事も出来ず会社を辞めた事も、入院も2回経験しました。
今は自分の治療方法を見つける事が出来たのと、自分にあった生活スタイルも出来ているので、症状をコントロールする事が出来ます。
「全身真っ赤になり、体液がにじみ出て、布団は血だらけ、粉だらけ、眠れない」なんて事は全く無くなりました。
では完全に治ったか?って言われると、正直微妙です。
年齢を重ね、仕事の量や、周りとの関わりも年々変化しているので、
無理をすれば、痒みが顔を出すからです。
でも、今は不安すらありません。
上手に付き合う方法がわかったので、もう悩まないのです。
きっとあなたも、自分のアトピーについて、色々考えたり、治療や食事、生活スタイルなどを研究した事があるのではないですか?
私が出会ったアトピーの本人、もしくは家族が、とても学んでいる人が多い感じでした。
じゃぁ、何を学んでいるか、今日はその話です。
これがアトピーなのか
体にはじめて症状が出た時に、それがアトピーだとわかる人は、少ないかも知れません。
私は小児アトピーを経験していたので、症状が爆発した大学生の時には、
それがアトピーの症状である事は想像ができました。
でも二度目の入院の時に、同じ入院患者の人と話た時に知ったのですが、
自分がアトピーだと診断されてビックリした人が、半分以上いたのです。
突然、全身が真っ赤になったり、痒さで気が狂いそうになったり、眠れなくて意識がもうろうとして働けなくなったり。
医者に行ったり、人に聞いたり、ネットで症状の写真と見比べたり。
そして自分がなんとなく、「これは大ごとだぞ・・・」と気が付いた時、
悲しい気持ちと、不安でいっぱいになったと皆さん言っていました。
なぜアトピーになったのか
私の場合、なぜアトピーになったのかは、正直わかりません。
家族のアレルギーの遺伝
睡眠時間やタバコなどの生活習慣
3度の食事や栄養の偏り
仕事や人間関係のストレス
きっと、これだ!という一個の原因な訳ではない気がします。
アトピーの器みたいなものがあって、その器で受け止めれない分があふれた分が、
体に症状として噴き出ている、私はそう思っています。
だってもし、原因が特定できて、
それを取り去る事で、普通の人の肌に戻る事ができるのであれば、
きっとあなたは、「アトピー性皮膚炎」ではないでしょう。
(ハウスダストだけによる湿疹やかぶれなら、掃除すれば良いのです)
だから私は、原因を見つける事は大事ですが、ここに神経質になる事をやめました。
親を恨んだり、人間関係が原因だと思っている人がいるのなら、
そこにとらわれ過ぎないでほしい。
私が40年もアトピーだけど、問題はそこではないから。
少なくても親や家族は、あなたの事を本当に心配しているのです。
あなたの味方なので。
どうすればアトピーが良くなるのか
症状を少しでも良くするために、
あなたがする事、
しなくてはいけない事、
できる事、
それを探すのが、
一番大事~(古)
この世界にある、「アトピーに効く」と言われる無数の方法。
医療として確立されたもの、
薬として認められていない民間の治療薬や療法、
マッサージやリンパ治療、光学治療や温泉、風習、おマジナイ・・・
私は方法なんて、効いてくれれば、何でも良かった。
でも、多種多様ありすぎる。
時間のいるもの、いらないもの
お金のかかるもの、かからないもの
手間のかかるもの、簡単にできるもの
あなたが、どこを目指すか、どうなりたいか
あなたが、どこまでケアに時間と手間を使えるのか
家族や知り合い、友人にどこまで助けてもらえるか
そうです、あなたが最初にする事は、最初に「自分の位置を決める」こと。
今の体の症状にあわせ、何をしなくてはいけないかも含めて、
スタート地点を見つけます。
簡単です。
以下、私の場合を紹介します。
①私の場合は、ステロイドは使います。
だって、保険治療だから。でも薬に頼り過ぎない。
医薬品は体にすぐに効いてくれる場合が多いので、体が悲鳴をあげている時は我慢はせず、早く症状を沈めて、悪い状態を長引かせない。それも必要なんです。
②薬だけの治療に頼りたくないので、民間療法や栄養補給のサプリなどは、期待する効果を調べて、安い順に試す。
高いものは負担が大きく続けにくいので。
ある一定の期間使って、効果が無かったら止めればいいし、感じが良いなら、負担少ないならちゃんと続ける。
③体がよい状況になってきても、ある日一気に悪くなる時もあるので、
日頃の生活習慣の中で取り入れられる、体(皮膚)に悪い事をなるべく避ける。
私はタバコをやめましたので、そのぶんサプリに投資^^
なるべく睡眠時間をとる(眠たい時は沢山寝る)ことと、汗をかく運動をたまにします。
睡眠、運動については、別で記事をかきますね。★
④ストレスに触れないようにする
行動と考え方の2面あります。
これも、別で記事をかきます。★
こうやって、自分の立ち位置をまず決める。
「この薬を使う」とか細かいのではなく大まかな、
あなた自身のアトピーとの向き合い方を、まず決めます。
見つけなくてはいけないものは、「あなたにベストな方法」
先ほど、あなたのアトピーとの向き合い方を決めたので、最後に
「あなたの症状が治まるベストは方法」を試しながら見つける事なんです。
アトピーが重症化した人や、アトピーで悩み過ぎた人に多いのが、
病名の診断と原因に、時間をいっぱい使っています。
大事なのは、そこじゃないです。
あなたのやり方を持って「スタート地点」に立って、あなたにベストな方法で試して続けていく事です。
私の場合は、
砂糖と塩分は控える
アルコールは飲み過ぎると暑くなって掻くので、楽しむ程度にする
皮膚科で抗アレルギー剤を出してもらって毎日飲む
ビタミン剤を・・・
など、
自分のその時の症状によって、「こうなったら、こうする」という
簡単な決まりを何個か作ったのです。
自分のアトピーマニュアル?辞書的な。
いろいろ試して、自分で感覚(感触)をつかんだだけです。
私はそこを見つけたので、もう悩んでないだけ。
人によって、いや同じ人であっても、出ている症状の度合いによって、
決めていく事は多いかも知れませんが、私のマニュアルを参考にすれば、
あなたも自分のベストな方法を見つけられると思います。
一個一個がシンプルだから、長く続けられるものです。
また今度具体的に書きます。★
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