アトピーがお風呂でもっと良くなる 入り方5つの改善ポイント

入浴することが、ダメージを与えているだけになってませんか?

 

今更ながら、お風呂の入り方がアトピーにとって重要である事を痛感しました。40年以上、それを意識せず過ごした事がとてももったいなく感じました。

 

風呂を「不潔にしないため」に入っていた私でしたが、いくつかのポイントを改善すると、こんなに違いが出るものとは知りませんでした。

 

アトピーの症状によって、お風呂の入り方も変わってくるけど、少し変えてあげる事で肌の負担が減るし毎日の事でもあるから、お風呂に関して知識をアップデートしたい人には、参考になると思います。

アトピーがお風呂でもっと良くなる 入り方5つの改善ポイント

①温度

②カルキ抜き

③シャワーの勢い

④洗い方と石鹸類

⑤交代浴

この5点を見直す事で、お風呂を出てからの快適具合が全く変わりました。私はほぼ必ず、お風呂を済ませてから寝ますが、睡眠の導入にも良い影響が出ると思います。

 

風呂入らず寝るよりも、心地が良いという肌感覚的な実感ですが、5つのポイントの改善で、さらに向上しました。具体体な部分をそれぞれ解説していきます。

温度

適正な温度は38~40度だと思います。季節によっては、それ以下でもいいと思います。普通の肌の人で41度と言いますが、これには訳があります。

 

41度以上のお湯は、人の肌の細胞を壊します。それにより皮脂が出ていくので、カサカサになります。

 

既にお風呂上りの保湿前に、カサカサになる人は、お湯が熱くないでしょうか。熱いお湯に浸かると、「お風呂入ってる感」は高まりますし、冷え性の多い女性などにとっては「しっかり温まらないと眠れない」という人も居ますが、熱いお湯に浸かっている人ほど、カサカサしていませんか?

 

お湯の温度を下げる事で、肌細胞が壊れないので、皮脂がのこり潤いが保たれるので、せめて40度までにすると良いかと思います。

カルキ抜き(塩素除去)

飲み水を意識していた時があり、水道水に含まれる「塩素」の害について知った事で改善してみようというのがきかっけでした。

 

塩素の害と必要性については→ 「ここをクリック」

 

水道水の塩素というのは、肌にとっても非常に悪いです。具体的にいうと「タンパク質を壊す」のです。肌はタンパク質から出来ているので、お風呂に浸かったり、シャワーを浴びる事で肌を壊していると思うと、恐ろしい限りです。

 

飲み水の改善も必要だと思いますが、今回はお風呂という事で、塩素除去の方法もお伝えします。

 

●塩素除去フィルターの設置

●ビタミンCの投入

●活性炭・備長炭を入れる

 

我が家の対応は、シャワーヘッドには「塩素除去フィルター付き」に変えました。6000円くらいでした。少し投資ですね。フィルターの効果は4か月です。

 

2020/05/22 記事更新  私が買った物よりも、良さげな物がアマゾンに合ったのでリンク貼っておきます。アトピー協会推奨品らしいです。

Amazonリンク → 塩素除去シャワーヘッド

 

湯船に貯めたお湯に関しては、入浴前に「ビタミンC」の投入をします。ドラグストアで2000円ほど。一回1・2g使うので、100回分なので、3か月以上あります。

 

これは、肌の感覚体な問題になるので伝え辛いのです、湯あたりが肌に優しい感じがします。ちょっとお湯が柔らかい感じになります。温泉成分など入っていませんし、匂いもありませんが、マイルド感が出ます。おススメです。

 

シャワーの勢い

私はこの意識を全くしていませんでした。どちらかと言えば、勢いの良いシャワーからの刺激が気持ちよかったので、強いのを浴びていた気がします。

 

この事実に気が付いたのは、実は②の塩素除去の目的で交換した「シャワーヘッド」の水の出る穴の小ささにありました。

アトピー塩素抜きシャワー

節水にもつながる事ですが、何よりもここから出るお湯が、ミスト状になるので、とても肌当たりが優しいのです。(ミスト風呂に入った事がある人は解ると思います)

 

逆にいうと、シャワーの勢いで肌を刺激していたのだなと感じました。肌の状態が悪い時って、シャワーがヒリヒリすると思うのですが、私は傷自体に水が染みてなっているのだと思っていました。

 

確かに傷に最初に水が当たると、ヒリヒリはしますが、シャワーの勢いによる追加の刺激もあったのだと、体感的に気が付きます。

 

肌は修復するためにとてもエネルギーを使っています。清潔にするためのシャワーが、身体を痛めつけているとなっては、シャワーしない方が良いくらいです。普段よりも少し水の勢いを弱める事だけで改善します。

 

傷や痒みのひどい箇所には、シャワーを直接当てない方が良いのだと思います。それくらい、シャワーの勢いは刺激になるという事です。

洗い方と石鹸類

お湯に浸かる事で、肌が柔らかくなっている状況ですので、ダメージは受けやすいのは想像できると思いますが、ついゴシゴシしてしまいます。洗ったという感覚が欲しいのだと思いますが、元々肌が弱いアトピーの私達は、こする必要さえ無いのかも知れません。

 

私はもう1年くらい湯シャンです。体に関しても石鹸を使う場所は限られ、使う頻度も3日置きくらいです。

 

石鹸は、固形の物を使い、スポンジで泡立てたものを、「身体に乗せて、手で伸ばす」だけで、なるべく擦りません。石鹸すら使わない人も居ますが、お湯だけでは落とせない皮脂というのもありますので、石鹸は使います。

 

ただし、「界面活性剤」の入ったものは肌の刺激になるので、固形の物を使っています。液体の洗剤やせっけんには、必ず「界面活性剤」が入っています。なるべくなら避けた方がいい。

 

必要以上に皮脂を落とさないようにすることで、潤いを残せるので、ゴシゴシしない!という事だけ頭に置いて入浴してください。とは言え、けっこう癖でゴシゴシしてしまうんですよね・・・。

交代浴

この効果は実はアトピー自体の改善を一番期待できるものかと思っています。特に「ステロイド軟膏」を使った治療をしている人であれば、やった方がいいものです。

 

理由は、この交代浴という方法は、身体の自律神経を整える働きがあるからです。「看護師の用語辞典」の中で「交代浴」に関しての記載があり、理学療法としても取り入れられているものです。

 

自律神経という言葉はよく聞くと思いますが、私達アトピーは、少なからずその自律神経の乱れが影響していると言われています。自律神経は、免疫やホルモンのバランスに関わっています。

 

そのホルモンというのは、私達の身体の中で「副腎」が生成している場所です。ステロイド剤を使用したアトピー治療をしている人にとって、絶対的に影響する場所です。これ以上の説明は要らないでしょうか。ステロイド剤を使う事で、副腎は疲弊し機能しなくなるのです。

 

そういう意味で、自律神経を戻してやる効果は、副腎機能の回復に繋がります。絶対にやった方が良いです。

 

ステロイド治療をしていない人にとっても、この交代浴は効果が期待できます。温水と冷水を交互にする事によって、血管の収縮が起こり、全身の血行や良くなるとのことです。肩こりや冷え性の改善になるそうです。

 

私達アトピーは、血液の巡りも悪くなっている場合が多いらしいのと、皮膚の色素沈着がある場合、代謝を良くする事で肌のターンオーバーを促す効果もあるので、この交代浴はやってみる価値があると思います。

 

私は、いろんな効果があるのは別として、やってみたら風呂上りの痒みが少し楽になりました。お風呂から出た後の身体からの熱気を、出る段階で冷ませているので、身体がすごく楽になりました。

 

まとめ

今回お伝えした「入浴の仕方5つの改善ポイント」は、小さな改善点かも知れません。やってみてすぐに効果が出る物ではないかも知れません。ただし、やってみる価値がある事ばかりで、投資する金額も、たいした金額ではないものです。

 

アトピーの自分の身体に、出来ることは全部やる!もちろん、神経質にならない程度、自分がめんどくさいと思わない程度で、やって良ければいいのかなぁと思います。

 

意見や質問があれば、お問い合わせください。情報交換でも構いません。

塩素の害と必要性については→ 「ここをクリック」

 

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